第三章 沙織さん…
第13話 …おとうさま女連れですかそうですか!
「み…三月くんが帰って来ないんですって!?」
早朝にも関わらず、
こんなときでなければ、『なんでうちの住所を熟知してるのですか!?』って突っ込むところだけど。
…予想通り、そして…好都合ですわっ!!
「お待ちしてましたわ…詩織様っ?」
相変わらず
「(ま…まさかと思うが…
「(当たり前じゃないですか。あなたとわたくしは同士!…ちゃっちゃと千里眼でも行使しておとうさまを探してくださいませ!)」
「ち…ちょっと待ってむつきちゃん!…あ…あなた、し〜ちゃんが見えるの!?…信じられない…お父様だって見れないのに…」
「(わ…わ…妾をこき使おうとは…何たる!)」
「(良いですわそんなこと非常事態なんです。さっさとおとうさまを…探しなさい!!!)」
「(そ…そんなこと言われも、今更、意味は…)」
「(…詩織様?)」
「(待て待て待て待て!…意味が無いというのはまさしく…)」
その時だった…玄関の鍵の音が聞こえたのは…
思わず駆け出していた。
「…た…ただいま…って、うわあむつき!…近い近い近いって…なんで玄関にいるんだよう」
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https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818792435608314872
うん…ここまで「ど真っ黒!」なのは久しぶり〜、というむ〜ねえの瞳ハイライトゼロの無表情バージョン顔を筆頭に、あたしたちはパパたちを取り囲む…だって…パパったら女性連れだったんだもん!
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むつきちゃんの単一色の瞳が周辺にブリザードを吹き荒らす幻想が見える。
…この子本当に人間なの?
それにしても…
凄い可愛い子、連れてきてるじゃん!三月くん!!
https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818792435499706976
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「…で?…取り敢えずちゃっちゃと言い訳を伺いましょうか?ねえ?せんせ?」
「ご…誤解だっ!…春!!」
む〜ねえの圧なんかものともせず、春ねえが先陣を切るようにパパに迫る。
今回ばかりは先陣を譲る気があまり無いのか、む〜ねえが春ねえと並んでいる。
その真後ろに、普段のおっとりとした雰囲気はどこへやら…何故か店長さんがパパに迫っている。
ねえ…店長さんとパパって…なんかあるの!?
こうなるとあたしは、さっきあたしたちを心配して駆けつけてくれた南ちゃんと一緒に後ろから眺めているしか無い。
「…ねえ…はづきちゃん…」
「…え?」
「…
「…」
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―
「ご…ごめんなさい〜、すべて…すべてあたしが悪いんです〜」
突然だった。
場の気まずさをものともせず…パパの後ろにいた女の人が…突然飛び出してきて…ほとんど土下座の勢いで謝り倒して来たんだ。
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