第3話 形から入るやつは頭悪い
英検の申し込みまであと1週間となった。
「椿おはよ〜!見てコレ」
「右京おはよ〜ん〜?」
そうしてバカ丸出しみたいな顔をして見せたのはAmazonの購入履歴
「英検まだ受けるかわかんないんだけどとりあえず参考書とか単語帳とか
一式買ってみたんだよね〜取り敢えずどんな感じか見てみようと思って。」
そこには、英検三級過去問集、英検準二級過去問集、単語1500、中学生英語と書かれた
参考書が並んでいた
「え、こんなに買ったんだ、、すごいねやる気満々じゃん」
「取り敢えず基礎って椿が言ってたから色々買ってみよって思って」
「でも試験まで一ヶ月とちょっとしか無いのにこんなできるの?」
「ぐぬぬ」
「それに、基礎からとは言ったけど単語以外は、やってる途中に大体わかってくるよ、、、」
呆れた顔で発言する椿に対し、『え、そうだったの?』みたいな顔をする以外なかった。
そんな時後ろから陽キャの声がした
「右京なんかが英検準二受かるわけないだろ」
「そうだよ受かるわけないよこんな奴にこいつが受かったら俺坊主にするわw」
いつも誰かしらをいじっている陽キャ達だ今度は俺に目を付けてきたらしい
こんな言葉に耐え切れるはずもなく言い返してしまった。
「言ったかんなてめえ俺が受かったら坊主にしろよ?まじお前のその某ギャグアニメの銀◯みたいな天パ頭バリカンで
刈り込んでツルツルにしてやるかんな覚えとけよ!」
「逆に落ちたらお前が坊主にしろよ?」
「上等だよ!やってやるよ燃えてきたわ逆に」
「受かって見返して髪型変えてやろ!」
そう椿に言われ余計やる気に火がついた
「絶対合格してやるかんなお前マジで頭洗って待っとけ」
なんてよくわからん言葉を吐き捨てたと同時にHR開始のチャイムが鳴った。
こうしてきっかけは好きな人に誘われたから、最終目標は坊主にしたい
なんていうふざけてしかいない目標を掲げ英検準二級合格への道を歩き始めた。
英検合格への道 島津 将斗 @V8UajcqgYoPa99_yxoGs
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