変わらないもの

第1話 私の生きがい

私は小さい頃からテレビでアイドルを見ることが習慣であった。

母親がテレビで色々な番組を流し見しており、私もゲームをやりながら、なんとなくテレビを見ていたりするテレビっ子であった。

暇さえあればゲーム機を片時も離さない子どもだったが、音楽番組の時にだけ好きなアイドルが出ると、ゲームをする手を止めて、テレビの前で正座待機までとはいかないが、そのぐらい前のめりでテレビに夢中になっていた。そしてそのアイドルの歌唱が終わると、私はその曲の振りや歌い方を真似することが好きだった。

そんな子どもだったからか、小学校や中学校時代の友達はアイドルオタクの友達が多かった。

だから、最初は友達と話を合わせるために友達の好きなアイドルが出てくると見るようにしていた。そのアイドルのパフォーマンスだったり、リリースされた曲について語ったり、好きなアイドルがバラエティーやドラマ、映画に出ていたら、すかさず見るようになるぐらい、私もアイドルにハマっていった。

その生活は今も変わらず、好きなアイドルや友達の気になるアイドルがいると、曲やパフォーマンス動画を見たり、そのアイドルのパーソナルが知れるバラエティー番組やYouTubeを見て、ハマるという昔と同じようなことをしている。

私にとってそれは生きがいであり、楽しみである。これからもその生活は変わらないだろう。