第28話 梅田ダンジョンの23階層まで進んだ

 梅田ダンジョンで23階層まで進んだ。


 ユキが氷迅爪を使って敵を倒しまくった影響だ。


 俺たちは、梅田ダンジョンの23階層まで進んでいた。

 これまでの中層攻略が嘘のように、順調に階層を踏破している。


 ――その理由は、ひとえにユキの力だ。


 新たに手に入れたスキル【氷迅爪(ひょうじんそう)】。

 ユキが自在に操るその冷気の爪が、敵を次々と葬ってくれたのだ。


「ユキ、すごいな……」


 俺は感心して声を漏らす。


「ふふ……当然」


 クールな顔でそう言うユキだが、尻尾が小さくぱたぱたと揺れている。

 嬉しいのが隠しきれていないあたりが、やっぱり可愛い。


 23階層のモンスターたちは、【ダークハウンド】や【ブロブスライム】といった中型モンスターが中心だった。

 だが、氷迅爪を受けた敵は、まともに反撃もできないまま凍りつき、砕け散っていった。


「次のフロアも、この調子でいこう」


「うん」


 氷の爪を煌めかせるユキを見ながら、俺は確信する。


 このままなら、24階層、そして25階層……さらなる深みへと進める。


 俺たちは、梅田ダンジョン中層を制覇するため、一歩一歩確実に進んでいくのだった。

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