第9話 一途な美優

 土曜日はいつも通り。

美優に、京極先輩のことを根掘り葉掘り聞かれたが、身体に分からせて、現在。

ヤキモチ妬き…では無いのだけれど、捨てられてしまうかも、と考えるとダメらしい。

捨てられなければ…彼女を作っても良いとまで、美優は言い切った。

「でも、いつかはお互い、良い人が出来るかもよ?」

「やだ…私、別に独身でも良いから。」

美優が真剣な表情でこちらを見る。

「独身…でどうするの?」

「修くんに認知なんて迫らないから、修くんの子どもが欲しいです。」


 たった数回、身体を重ねただけなのだが、美優にとって、俺は全てらしい。

 男冥利に尽きるが、最終の目的のためには美優と結ばれる訳にはいかなかった。 

もちろん、捨てはしないが。

 学生の状態で妊娠する訳にはいかないから、少し加減をしなくちゃいけない。

…最終目標さえ達成出来たら。

そう、今は考えて進むだけの俺。

もちろん、美優を悲しませたくはなかった。


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