休日
タニグチ・イジー
休日
彼女が
置いていった
プラスチックの
植物から
今日、
花が咲いた。
赤と黄の
どぎつい原色の
花びらから
溶けたプラスチックの
臭いが漂う
そのまま
引っ掴んで
ゴミ箱へ
捨てると
ゴミ箱の穴から
赤と黄の
混ざった液体が
流れ出る。
溶けたプラスチックの
臭い
彼女の
匂い
休日 タニグチ・イジー @IzzyAPoet
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます