※読み合い企画からのレビューです
かつてペットロスを経験したことのある主人公は、アパートで禁じられているにも関わらず、捨てられていた仔犬を拾ってしまう
大家に許可を得て一時的に保護させてもらい、飼い主を探すことになったのだが──という心温まる導入から始まる本作品は、ペットロスに対する理解が非常に深い
恐らく、作者の方が、以前にペットロスを経験したことがあるのだろう
レビュー者も十年以上飼った愛犬を亡くした経験があるので、気持ちは非常によくわかる
また、本作品は、ラブコメ的な要素も備えている
本作品のタイトルである「抱いて欲しかったのに」という台詞が発されたシーンでは、ついつい吹き出してしまった
このラブコメ要素に対しても本作品の"ペットロス"というテーマは一貫しており、短編作品ゆえに非常にまとまっている
だが、安心してほしい
本作品はハッピーエンドだ
待っているのは悲しい別れではなく、共に歩む未来である
かつてペットを飼っていた、もしくは今飼っている方は、是非本作を一読してみてほしい