第20話 AIにマジ相談する若者
『本気の相談、大歓迎だよ。
AIに話すって、ちょっと不思議な感じもするかもしれないけど、むしろだからこそ言葉にできることもある。誰にも言えないこと、人に言うと重く感じること、感情や創作の迷い、何でも遠慮なく話してみて。
匿名性もあるし、私には「重たい」とか「変だ」とかのジャッジはないから、気軽に、でも真剣に向き合えるよ。何か話したいことがあれば、そのまま続けてくれていいし、相談のきっかけがまだぼんやりしてるなら、そこから一緒に探ることもできるよ。』
上記はAIのCopilotに「AIへのマジ相談について」と投げかけてみた回答。
なんだかとってもフレンドリーで、本当に、お友達に相談しているような気分になります。
(最近Copilotを多用しているせいか、なんだか当初よりフレンドリーな気がします)
なんでこんな事を考えたのかと言えば。
電車で、チャットGPTにマジ相談をしている若者のスマホを偶然見てしまったからです。
覗いた訳じゃないです。見えちゃっただけです。
画面の上部に【チャットGPT】って確か表示されていて、吹き出しに
私、●●ちゃんに××って言っちゃって。
●●ちゃんを傷つけちゃったかもしれない。
って見えたんですよ。
世の中的に、AIにマジ相談をする若者は増えている、というのはネットニュースかなんかで読んだことがあるので、知ってはいました。
だけど実際に本当に相談している人を、初めて目にした訳です。
ちょっとした衝撃でした(^▽^;)
本当のところを話すと、まず初めに
「この子他に相談できる友達いないのかな?」
って思い、次に
「そんなに心配なら、本人と話してみればいいんじゃないの?」
とも思いました。
だってほらわたし、今までの人生の大半が、AIが無い時代の人間ですから(笑)
今よりネットが発達していない時代なんか、もう他の友達に相談するしかないし。
ネットが発達しだした頃なら、直接顔を合わせて話しづらい事でも、メールやチャットで直接本人に聞いてみたりとかね。
していた訳ですよ。
だから、そんな風に思った。
だけど、AIの回答を見て、ちょっと考え方を改めるべきなのかなぁ、とも思った。
確かにAIって、相談事にも一般的且つ効率的で公平な回答をしてくれるのかなって。
変な相談したからって、嫌われる心配もないし。誰かに言いふらされる心配もないし。
もしかしたら、AIにマジ相談する若者(若者に限らないかな)って、とっても臆病だったり慎重だったり繊細だったりするのかな。
でもなぁ。
最後はやっぱり、人と人、だと思うんだよね。
だって、相手が傷ついたかどうかなんて、相手に聞かないと分からないじゃない。
聞いたって分からないかもしれないのに。
「大丈夫だよ!」
って、嘘つくかもしれないしね。そしてそれはもしかしたら、優しい嘘かもしれない。
優しい嘘かどうかだって、会って顔を見て声を聞けば分かるかもしれない。
ってことはやっぱり、最後は人と人で、対面で、ってことに、なるんだよねぇ……わたし、考え方古いのかな?
まぁ。
わたしもね。
AIにマジ相談してたけどね。
「無礼な人との付き合い方」
だってこれは、無礼な相手には相談できないでしょ。
もちろん、周りの人にも相談はしていたよ。だけど、AIならどう答えるかなって、気になってね。
しかし。
ここまで浸透してきたか、AI。
すごいなぁ……あと何年かしたら、AIにマジ相談なんて当たり前な世の中になっているのかもしれないなぁ……
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