恋心

『深夜練習してる少女に母親が温かいお茶を持って来る


「お母さん・・・」

『無理はしちゃダメよ?』

「うん」

2人でお茶を飲む


『それで?その歌は誰に歌うつもりだったの?部活の子?』

「ええっ⁉︎」

『あら、違った?そんなふうに聞こえたけれど』

「そんな人、居ないもん・・・」

『あらそう?まあいいわ早めに切り上げて寝なさいね』

「違う〜〜!」



その日少女は悶々として眠れない』


から


『寝不足でふらつき少年が支える

顧問「〇〇さんどうしたの?大丈夫?」

少女「すみません。ちょっと寝不足気味なだけです」

顧問「その顔は“ちょっと”って感じじゃ無いわね。××君悪いけどそのまま保健室まで連れて行ってくれる?で(少女に目を向けて)部活が終わるまで寝てなさい。後でお家まで送って行くから』

少年「わかりました。〇〇いくぞ」

少女「(消えそうな小さな声で)はい」

顧問「みんなは私が戻るまで休憩」


そしてめざとい女の子達は「〇〇顔真っ赤だったね〜〜ひょっとして?」「あ〜あるかも。と言うかあの2人って付き合ってたんじや?」「よく2人で中庭にいるよね」「△△、□□(それぞれクラスメイトの名)そこら辺どうなの?」「付き合ってるって話は聞いてないですよ」「クラスでも『はよ付き合えや』とか『え?あの2人って付き合って無いの?』後は『付き合ってると思ってる』説もいますよ〜」「あの空気はねぇ」「「「うんうん」」」』


『「この前お前が〇〇さんを保健室に連れて行った後な女子連中お前と〇〇さんが付き合ってるんじゃないか?って噂してたぞ」

「はあっ⁉︎なんでそんな話になるんだ⁉️」

「少なくとも部の男子の中で〇〇さんと1番仲が良いのはお前だろ?いや女子を含めてもお前かな」

「そこまでじゃないだろ、男子の中じゃそうかもな」

「ちょくちょく中庭でいちゃいちゃしてるだろ?」

「いちゃいちゃはしてねぇ‼️」

「“いちゃいちゃ『は』ねぇ。じゃあ何をやってんだ?」

「あ〜それは・・・」

「と、まあそんなんだからお前らは付き合ってるんじゃないか?だと」

「ついでにお前のクラスでもそう思われてるってよ」

「〜〜〜(声にならない叫び)」』



『A「あはは、今1番の話題が来た♪」

少女「それって、まさか」

B「うん〇〇ちゃんが保健室に行った時から」

少女「うわぁ〜」

C「それで?実際の所はどうなの?」

少女「付き合ってはないよ」

C「でも気になってると」

少女「(消えそうな声で)うん」

A・B・ C「「「おぉ〜⁉︎」」」

少女「でもよくわかんない」

A「ん〜〜なんで気になってるの?」

少女「彼ね、楽しそうに歌うでしょ」

A・B・ C「「「うん」」」

少女「その歌がいいな、って」

(小声で)A「これって、そうだよね?」B「それ意外にないでしょ」 C「そっか〜」

少女「え?何?」

A・B・ C「「「なんでもないよ」」」』


みたいなサイドストーリーをどこかで挟む構想もあります

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