第41話 めぐりと歩夢の小さい頃
めぐりと仲良くなったのは俺が3歳、めぐりが4歳の頃。
単純に母親同士が仲良かったから、その流れで子供同士で遊ぶようになった。
めぐりは俺を弟のように可愛がってくれた。
俺もめぐりもひとりっ子。
お互い、兄弟、あるいは、姉妹に憧れていたのだ。
「私、ママみたいになりたいんだぁー」
めぐりはお母さんに対する憧れがこの頃から強くかった。
例えば、砂遊びをしているとこうだ。
俺が一生懸命に山を作っている時。
「大きいお山だねぇー、偉い偉い」
めぐりはそう言って、俺をなでなでして、まるでお母さんが子供を褒めるように褒めてくれた。
泥団子を作っている時。
「泥団子もピカピカだねぇ、すごーい」
この時もすごく褒めてくれた。
めぐりは何をやっても褒めてくれた。
俺が何をしても一生懸命だったのが新鮮だったのか。
この頃の俺も生真面目に何でもかんでも一生懸命にやっていた。
「おままごとしよっ!」
めぐりはおままごとをするのが好きだった。
その際、必ず俺はパパで、めぐりはママだった。
「あー、ちかれた」
「お疲れちゃま」
こんな感じの会話が繰り広げられていた。
そうして、めぐりがお風呂とか、お着替えとか、お食事とかかいがいしく世話をしてくれた。
俺たちの日々はこんな平和なものだった。
だが。
俺が5歳の時、俺の父親が亡くなる。
めぐりも6歳の時、良心を失い、祖父母のもとに引き取られる。
俺たちの交流は無くなることはなかったが、めぐりの笑顔が前より減ったことだけは小さい頃の俺でも気づいた。
俺は父親を居なくなったことで忙しくなる母さんを手伝うことが増えたことは覚えている。
それから、めぐりの元に遊びにいくことも増えていた。
祖父母のもとに移ってからのめぐりは竹刀を振っていることが増えた。
俺はチャンバラごっこをして、めぐりにポカリと叩かれることが多かった。
今振り返ると、努力マンの俺と、ママっぽい俺と言うのは小さい頃からその兆候があったのかもしれない。
※
「急に泣いてどうしたの?」
めぐりが俺のことを覗き込んできた。
どうやらめぐりの膝枕で俺は寝ていたようだ。
「俺もめぐりも辛かったなぁって」
「ん? 私は大丈夫だよ?」
めぐりは俺の頭を撫でてくる。
確かにめぐりは平気そうにしている。
でも、俺は改めてめぐりの笑顔が両親を失ってからの明確に減ったのを思い出した。
「俺が幸せにしてみせるから」
「どうしたの? 歩夢くん」
めぐりはくすぐったそうに笑う。
「楽しみにしてるね」
ほんわかと笑うめぐり。
そんなめぐりを見て改めて貫徹さんとの修行を頑張ろうと決意する俺だった
◆◆◆あとがき、お礼、お願い◆◆◆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
というわけで、
めぐりちゃんと歩夢くんの昔の話でした。
さて、
もし、
めぐりちゃん大好き、かわいいよぉ〜
歩夢くん、いいね
この話、面白い
と思ってくださいましたら、
♡、☆☆☆とフォローを何卒お願いいたします。
レビューや応援コメントを書いてくださったらできるだけすぐ読みますし、返信も速やかに致します。
さてさて、次回はおさママ屈指のおふざけ回でボリュームもえぐいです。
パロディの回が一度ありましたね?
あれが進化してやってきます。
真面目な話を書きすぎて私にフラストレーションが溜まりに溜まり、魔が差したんです。
我ながら本当に酷いです。
反省はしていません。
前回のパロディ全てわかった方々、覚悟してくださいね。もはや筆者からの挑戦状でございます。
なぜこうなったかというと、おふざけ回がラストとなるからです。
というわけなので、基本的には軽く読んでいいですからね笑
引き続きお楽しみくださいませ。
次回の公開日は6月8日6時頃です。
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