第27話 僕らの約束

【光視点】

「んっ。あ〜〜〜。よく寝た〜。」

「光おはよ〜。」

「ん?あぁ。おはよう。」

「あら、光?今何時だと思ってるの?」

「へ?いつも通りだけど?」

「何言ってるの?さっさと出ないと遅刻するわよ?」

「え?」

「じゃあ、行ってきまーす。」

「はい。いってらっしゃ〜い。」

「ほら光、早く準備して!」

「え?あ、うん。」


(あれ〜?いつも通りに起きたはずなのに、なんでだろう。時計だって、朝7時50分になって、、、る。はっ!こ、これは、、、電池切れ!?)

光の目覚まし時計は、だいぶ前から使っていたから、そろそろ電池が切れてもおかしくなかった。しかし、光はめんどくさがるどころか、少し安心した表情を浮かべていた。おそらく、こう思っているのだろう。「テスト前日じゃなてよかったぁ〜。」と。


「っと。早く、準備しないと遅れちゃう。」

「光〜?ご飯ここ置いとくわね〜。」

「あ、作ってくれたの?ありがとう。」

「どういたしまして〜。まぁ、たいしたものじゃないけどね〜。」

「いや、作ってくれるだけでありがたいから。」

「そう?それならよかったわ〜。」

「いただきまーすって、、、。ただの白ごはんやないか!」

「嬉しい?」

「まぁ。ないよりマシ。」

「そう。ならよかったわ。」

〜〜〜〜〜

「ごちそうさまでした。」

「はい。」

「じゃあ、行ってくる!」

「いってらっしゃ〜い」

ガチャッ。

「、、、。」

「おはよー!」「おはようございます!」

「光今日は遅かったね?なんかあったの?」

「いやぁ〜。実はさ、タイマーが電池切れでさ、寝坊した。」

「結構長いこと使ってたんですね。」

「まぁな〜。でも、音も最近聞こえにくかったりするし、新しいのに変えてもいいかもしれないな〜。」

「それなら、今日の放課後、みんなで買い物行こうよ!」

「いいですね!それ!賛成です。」

「まぁ、別にいいけど。なんかおすすめのお店とかがあるのか?」

「いや。特に何もない。けど、そこは、やっぱり男である光が先導してくれないと〜。」

「なるほどね。はぁ。わかったよ。」

「やったー!じゃあ決まりだね!じゃあ、放課後、光の家の前に集合ね!」

「う、うん。」

「わかりました!行けたら行きます!」

「それ、絶対来ないやつじゃん。」

「行きますよ〜!多分...。」

「大丈夫!もし、美久がいけなくても!私は絶対行けるから!」

「でも、みやびのお母さんって、厳しくなかった?」

「あー。うん。でも、もう解決したから大丈夫!」

「そっか。それならよかった。」

「じゃあ、授業始まっちゃうから、解散!」

「では、また放課後ですね!」

「うん!また後で!」

「ばいば〜い」

〜〜〜〜〜

「よっしゃ〜やっと終わった〜。」

「今日は長く感じたなぁ〜。」

「そうか?廻の体内時計がぶっ壊れて、、、る。はっ!時計!やばい!早く帰らないと!」

「どうした?」

「今日みやびたちと時計を買いに行くんだけど、お店調べとかないといけないから。」

「あぁ。それなら俺、いいところ知ってるぜ?」

「まじ?教えて!」

「もちろんだ。しかし、条件がある。」

「条件?」

「あぁ。それは、、、。俺も連れてって〜!」

「え〜〜〜〜。」

「なんで!?俺を連れて行くだけで、いいお店紹介してもらえるって、結構好条件じゃないか?」

「でもなぁ〜。2人がなんていうか、、、。」

「仕方ない。一つ言っておこう。その店の店員は結構やばいんだ。俺がいないと、結構危ないかもしれないぞ?」

「しょうがないな〜。今回だけだぞ?」

「手のひら返すの速っ!?」

「何を言っているんだ?僕は最初から、連れて行くつもりだったぞ?

「そうかもな。はぁ。とっとと家に戻って準備しろ!」

「了解了解。じゃあまた後で。」

「あ、そうだ。学校の校門前に集合でいいか?」

「おっけい。」

「じゃあな。また後で。」

「また後で。」

〜〜〜〜〜

「、、、。」

「、、、。」

「結局、美久は来れたんだな。」

「は、はい。」

「あのセリフを言ってきたやつなんか、見たことないぞ?あ、見る人がいないだけか、、、。」

「まぁまぁ。落ち着いてください。」

「そうだな。で、もう一つ確認したいことがある、、、。」

「はい。」

ピーンポーン。

「はいは〜い?」

「なんで美久が来れてお前が来れないんだよ!」

「なんか〜。今日はダメらしい〜。いや〜ほんとに最悪だわ〜。」

「何食ってんだ?」

「ん?あぁ。ポテチ。食べる?」

「いらんわ。、、、。あのさ、後ろで、目を輝かせるのやめてくれない?美久?」

「あ、あぁすみません。では行きましょうか。」

「そうだな。こんな裏切りものは放っておいて、行くか。」

「あ、ひど〜い。私が裏切ったわけじゃないのに〜!」

「うるさい。お前の言動全てが裏切りなんだよ!」

「なんでよ!」

「とにかく!僕たちはもう行くからな。じゃあな。」

「は、はい。」


こうして、光と美久は一歩一歩ゆっくりと歩いていた。

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