第26話 ひかりんの大冒険?2

さてさて。今回はこちら。美久さんのお宅にやってきております。

どんなエピソードが見られるのか、こっそり覗いてみましょう、、、。


「お兄ちゃん、ここわかる?」

「あぁ。ここは、これをこうして、こうするんだ。」

「なるほど!ありがとう。」

「どういたしまして。」


この方は、美久さんのお兄さんですね。似ても似つかない顔つきですが、仲のいい兄弟で何よりですね。名前は、えっと?なになに。守屋 篤人さん大学生ですか。一人暮らしはしないんでしょうか。おっと、おかあさんが帰ってきたようです。


「ただいまー」

「おかえり。」

「お母さんおかえり〜。」

「はい。ただいま。」

「ただいまはさっき言ったよ?」

「何回言ってもいいでしょ〜。そ・れ・よ・り!今日の夜ご飯は、美久の大好物のカレーライスよ!」

「ほんと!?やったぁ〜!」

「よかったな。美久。」

「うん!」

「ほら、美久はテスト前なんだから、勉強しなきゃでしょ?早くやってきなさい。」

「は〜い。」


美久は、階段を駆け上がって、自分の部屋に入った。

うーん。なんか、いまいちインパクトが足りないですね。なにか、面白いことでもありませんかね〜。あれ?なんでしょうか、一階で篤人さんとお母さん、、、真由美さんですね。が何かお話ししてますね。


「篤人くん。ごめんね?美久のお世話みたいなことさせちゃって。不満があったら、すぐに言ってね?できることなら、最大限やるからね。」

「いえいえ。大丈夫です。私は、拾ってもらっている身なので、そんな偉そうなことはできませんし。したくないので。」

「やめてちょうだい。私は、あなたが気に入ったから、拾ったの。嫌々拾ったわけじゃないからね?あなたは、もう私たちの家族なの。そんな他人行儀なこと言わないでちょうだい。」

「すみませんでした。」

「はぁ。わかってくれたならいいのよ。よし!じゃあ、カレー作るの手伝ってちょうだい。」

「もちろんです。」

「ありがと。」


おやおや?篤人さんは、拾われたんですね?孤児院?いや、年齢的に、そんなことはないのかも、、、。一体、いつの話なんでしょうか?過去に遡ってみましょう。


美久が生まれる少し前の話。

いつも通り、夫の将暉と一緒に散歩をしていた時のことだった。

河川敷を歩いていると、ふと、視界の右端に、建物の影に小さな子供が見えた。

その日は、かくれんぼでもしているのかと思っていた。しかし、次の日も、またその次の日も、その子は、同じところで、座っていてよく見ると、服が汚れて、近くに、段ボールなどが置いてありました。

(あんなに小さな子が、なんであんなところに一人でいるんだろう?もしかして、家がないのかもしれない、、、。)

真由美は、そう思うと、居ても立ってもいられなくなり、気づくと、その男の子の前にしゃがんでいました。と、途端に、真由美は、何を喋ればいいのかがわからず、およそ3秒間で絞り題した言葉が、「家に来る?」だった。真由美は、自分が何をいったのかを、理解していなかった。それでも、そんなことを考える余裕はなく、ただひたすらに、篤人の目を見つめていた。すると、次は篤人が口を開いた。「僕は、何もできない。役立たずです。僕は生きている価値のないただの道具。僕なんかを拾っても、あなたに得はありませんよ?」と、言った。真由美は、その言葉を聞いた瞬間、思わずビンタをしていた。

「なんで、そんなに自分を悪く言うの?本当に、あなたは、それでいいの?役立たずかどうかなんて、知ったことじゃない。けど、あなたは道具なんかじゃない!あなたは、『あなた』なの!お前に何がわかるんだ。って思うかもしれないけど。それでも、今のは間違ってる。そうやって自分を自分で消すようなことは言っちゃだめ。」

「でも、僕なんかがいるせいで、いろんな人が悲しむ。やっぱり、僕は生きてちゃいけない存在なんだ。」

「違う。私は、あなたがそうやって、俯いているのが、悔しいのよ。こんな状況で、あなたを説得できない。何もできない私に苦しんでるの。あなたのせいじゃない。これは、私の問題なの。ねぇ。だから、お願い。あなたの話を聞かせてくれない?」

「、、、。わかりました。」


真由美は、この少年から、自分の家が、貧乏だったこと。お父さんが借金を残して、他界してしまったこと。借金を理から逃げていくうちに、ここにたどり着いて、それから、ずっとここで過ごしていたことなどを教えてもらった。


「___なるほど。それは、大変だったわね、、。そこで、もう一度提案なんだけど、うちに来ない?」

「えっ...?」

「だから、うちに来ない?」

「でも、その、借金が、、、。それに私本当に何もできないですし、、、。」

「借金は私が払うわ。それに、まだ5歳でしょ?今できないからって、諦めることはないわよ。まだまだ若いんだから、これからよこれから!」

「でも、でも、、、。」

「もう。なんですぐに自分のダメなところを先に探そうとするの?」

「だって、、、そうやって、今まで生きていたから。」

「じゃあ、これからは、その生き方をやめること!わかった?」

「はい、、、。」

「よし。で、どうするの?うちに来るの?来ないの?」

「......。行きたい、です。僕を、連れていてください。」

「任せなさい!じゃあ、変えるわよ。」

「はい!」


これが、真由美と、篤人の出会いだった。名前は、この後につけたらしい。まぁ。それは、あまり関係のない話。そんなこんなで、家族になり、今や、大学に行っているほど、頭が良くて、いろんな人に優しくできるような人になって、彼女ができたとこあ、できなかったとか、、、。

え?ブラコンが彼女をつくるのは、結構特殊ケース?いやいや。特殊ケースなんて、そんなのこの物語なら普通でしょ。だって、ナレーターが普通に喋ってるのも、特殊ケースですよ?って。なんの話してるんですか!ほら、もうすぐ、夜があけ、る!?え、早くない?ねぇ、早くない?おかしいおかしい。あ、ゴホンッ。えぇっとまぁ。普通ですかね。楽しくって、つい夢中になっちゃっただけでしょう。きっと、そう。そのはず。おっと、もうこんな時間ですね。そろそろみなさんが起きてしまいます。では、また、次の機会まで、さようなら〜。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る