イケない女の子の本性を、"果実の皮で包んだ"巧妙な短編 🍒。
- ★★★ Excellent!!!
隣の庭のサクランボ……とな?
私は異文化の女学生の研究資料として、本作品を手に取った。
決して――下心はなかった。
読み進むにつれ、「隣の庭のサクランボ」という諺をモチーフにし、
多層的な隠喩を駆使した作品であることが判明する。
(ふむ、なるほど……こう来るか。)
私はティーカップに手を伸ばし、下弦の月を見つめた。
「相変わらず小悪魔女子を書くのが上手い」とか、
「NTRが好きだからこういうのは正直クる」とか、
そんなことは1ミリたりとも思っていない。
私は今宵も、芸術的観点から命を懸けてページをめくった。
……面白かったです (💯)。