ダンジョンが一次産業となった世界から送るストリーマー道

ゴリラの3乗

第1話「趣味:ダンジョン」

22XX年突如として世界中に謎の構造物が現れた。

人はそれをダンジョンと呼ぶ。

しかし人類の技術力はダンジョンを作った者の想定を超えてしまっていた。そんなこんなでダンジョンは現代社会の一次産業の場、そして、一部の物好き達の趣味を謳歌する場となった。

そして、このチャンネルはそんな物好き達に送る!!物好きのための!!物好きによるチャンネルだ!!!!!

これからの動画投稿を乞うご期待!!

「よし、こんなもんでいいかな」

俺の初めての動画の最終確認が終わった。初投稿にしてはいいのができたんじゃないだろうか、ちょっと投稿するのが楽しみだ。でも実際問題こんな素人の作った動画なんて再生回数は稼げないだろう、それでもこの動画で探索者を趣味とする仲間が増えてくれたら嬉しい限りた。

こんなことを考えながら俺のチャンネルは始動した。



は、いいもののやっぱり伸びなかった。



葵「なぁ、やっぱダンジョンって人気ないのかなあレン。初めての動画投稿してから一週間も経ったのに再生回数たったの100回だぞ、100回。」

蓮「そんな落ち込むなってアオイ、まだまだこれからだって、確かにさ?動画のクオ

リティも低ければ扱っている内容もそこまで人気ってわけではないし、別にお前はイケメンってわけでもない、よくて中の上だ。けど、お前のダンジョンに対する熱意だったらいつかは登録者1,000人くらいには行けるんじゃないか?」

葵「嫌味として受け取りたい気分だけどここは励ましとして受け取っとくよ。」

蓮「ま、とにかく頑張れよ石の上にも何年ってやらだ」

とりあえず今は蓮の言う通り投稿を続けてみるか。

でもダンジョンって一次産業になったり趣味にしたりできるレベルで安全だし大したものも取れないからインパクトのあるネタに欠けるんだよな。でも、うだうだ言ってらんないし次のネタはダンジョンのシステムの中でも一番意味のわかないスキルについて解説することにするか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ダンジョンが一次産業となった世界から送るストリーマー道 ゴリラの3乗 @goriranosannjou

作家にギフトを贈る

よろしくお願い申し上げます_(._.)_
カクヨムサポーターズパスポートに登録すると、作家にギフトを贈れるようになります。

ギフトを贈って最初のサポーターになりませんか?

ギフトを贈ると限定コンテンツを閲覧できます。作家の創作活動を支援しましょう。

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る