この作品は、この文体だからこそ魅力が充分に発揮されています。
いやあ…どっしりした重みがあるものの読み手を惹きつける引力のある文章でした。
言葉選びのおかげで耽美で不思議な雰囲気のある上品な作風となっています。
(素晴らしい作品に出会えたのは、作者が様が企画に参加されたからです。ありがとございました)
栄養失調で早逝した従兄について語られます。
自己管理がなっていない…では済まされない事情を語り手は知っています。
うおお…なんだか、甘くてとろみのある飲み物を口にするときにあの台詞が思い浮かびそうです。
一つの予感を残して物語が締めくくられますが、どうか的中しませんように。