「僕の6人の恋人」

第11話

「僕の6人の恋人」11

ゆい「ねぇ…秋斗くん…」

秋斗「ん…？どうした…？」

ゆい「私ね…まだ秋斗くんと一緒にいたい…」

秋斗「え…急にどうした…？」

ゆい「秋斗くんは…私のことがもう嫌いになっちゃったかもしれないけど…」

ゆい「それでも私…秋斗くんのことが好きなの…」

秋斗「・・・」

ゆい「あんまりだよね…秋斗くんに勝手に命令して…無理やりやらせて…」

秋斗「・・・」

ゆい「謝りたくて…今日ここに来たの…」

秋斗「・・・」

ゆい「やっぱり…嫌いになっちゃった…？」

秋斗「・・・」

ゆい「ごめんね…言いたいことはこれで全部…」

秋斗「・・・」

ゆい「じゃ…私行くね…」

秋斗「ゆいが命令したんじゃない」

ゆい「！」

秋斗「俺が…自分で選んだ道だよ」

秋斗「俺が…もっと強ければ…こんなことにはならなかったって…そう思ってる…」

ゆい「それはちが…」

秋斗「なぁ、ゆい…いや…カーリー…もう一度だけ俺にチャンスをくれないか…？」

ゆい「！」

秋斗「今度は絶対に諦めない…だから…もう一度だけ…チャンスが欲しい…」

秋斗「カーリー…君に認めてもらうためにもね…」

ゆい(お願い…カーリー…もう一度だけチャンスをあげて…)

カーリー(・・・)

カーリー(一度だけだからな…)

ゆい(！)

ゆい(ありがとう…！カーリー…！)

カーリー(つ、次はないからな…！)

ゆい「秋斗くん…！カーリーがもう一度だけチャンスをくれるって…！」

秋斗「！」

秋斗「次は絶対に負けない…」

秋斗「リベンジマッチだ…！！」

つづく…