第11話「King(王様)」

 北欧のとある小国で伝説の海の怪物クラーケンがたった10名の冒険者達に討伐された。

国の防衛隊から知らせを耳にした小国の心優しく珍しい特技スキルを持つ王様は、冒険者達を王宮に招き宴をしたいと側近に話す、すると側近は驚いた後、不安と恐怖で心が怯え始めることに気が付きながら引きつった笑顔を王様に向けながら確認する。 


側近「王様、挑戦されるつもりでしょうか?」


王様「あぁ、そうだ。上達するには何度もチャレンジが必要だろ』


側近「そ、そそうですが……。国の主人が客人に料理を振る舞うという話聞いたことありません。それに……国の英雄になったばかりの彼らが犠牲者になるのもどうかと———-」


王様「犠牲者?なんの話だ」


側近「!?あ、……いえ。なんでもありません。と、とにかく王宮内の料理長に任せましょう!」


王様「し、しかしだな」


側近は王様が料理することを必死に止める。それもその筈、王様が作る料理がとんでもなく不味く、食べた者は3日間食中毒に似た謎の腹痛を引き起こすという特殊特技スキルを持つ人だからだ。


(終)

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もしも〇〇だったら…… 砂坂よつば @yotsuba666

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