第2話
彼が寝息をたてているのを確認して、ベッドから出る。
薬も飲んだし、起きてこないだろう………たぶん。
………とりあえずコンビニにいってこないと。
「……………いってきます。」
誰にも聞こえないような声で言ったあと、鍵を静かにしめて家を出る。
私のいない間にあの人が起きたらどうしよう…………考えるだけで恐ろしい。
「らっしゃっせー」
走って2分ほどのコンビニにつくと、最短ルートで商品をカゴに入れてまわり、レジへ向かう。
「ありがとうございましたー」
………の声と同時に家に向かって走り出した。
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