お仕事小説として読んでも、ラブコメとして読んでもとにかく面白い作品でした。
主人公はゲーム会社で働くが、そこの先輩の「サキナさん」は18禁系のイラストなどをガンガン描きまくる、「一種の変人」のような人物だった。
そんなサキナさんの勢いに圧倒されながら仕事をするが、サキナさんからはどうも自分の絵には本気が感じられないと言われてしまう。
サキナさんという「変わり者の女性」が距離感を気にせずにぐいぐい来るので、そのためにドキドキさせられる展開になります。
こうしたラブコメ的な雰囲気を出しつつも、熱血お仕事小説としての側面もあるのが本作の大きな魅力です。
サキナさんはとにかく「外聞など関係なしに自分の好きなことを突き詰めるタイプ」なので、仕事に関してはまったく妥協しない。そんなサキナさんの熱に当てられて主人公が自分に必要なものを見つけ出す感じは、読んでいて胸が熱くなりました。
変人だけどやっぱりすごい。そんな魅力を持ったサキナさんに仕事でもプライベートでも振り回されて行く感じ。これはすごく充実した日常が送れそうだ、と読んでいて確信できます。
多方面から読む人の心を満たしてくれる作品でした。