第8話

「昼に事務所寄って


着替えたら


手伝いは夕方からだろうね」


「また アレか」


「まぁ 仕方ないよね

毎年恒例だからね」


一哉の言う毎年恒例の

兄貴の手伝い


簡単に言うと…祭り みたいなもんだ


繁華街の先にある神社は

商売繁盛の神?がどうたら…


年に数回 祭りのようなものがあり

数多くのテキ屋が並ぶ


場所も場所だから

明け方まで 人が途絶える事はなく

馬鹿みたいに酒やツマミが大量消費される


因みに神社では 馬鹿みたいなデカさの

商売繁盛の熊手が売られ

とんでもない金額のそれが

これまた馬鹿みたいに売れて

桁違いの売上があがる



兄貴や親父は

主に神社の方を管轄する



俺は手伝いで神社に入る前に並ぶ

テキ屋の方を管轄し

夜の店から流れてくる

酔っ払いのホストやホステス達がおこす

揉め事を仲裁…と言うよりは

揉めてる奴らを排除する


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