立ち入り禁止のダンジョンで配信してやるぜWW

テマキズシ

不謹慎チャンネルにようこそ!


「よう!クズども!みんな大好き!不謹慎チャンネルのカスだ!今日は立ち入り禁止のダンジョンで配信を行っていくぜ!」


・うわでた

・配信消せ配信消せ配信消せ

・実力はあるカス

・存在が恥

・さっさと掴まれ

・なんでこんなカスが配信者できてるんだ!教えはどうなってるんだ教えは!

・やめとけやめとけ。このダンジョンはヤバいんだ!


「いやぁ~そこまで褒められると嬉しいぜ!みんな安心してくれ!俺の異能でこの配信は決して止まらないようにしてるからな!運営如きには負けねえぜ!」


・クソ!スマホの電源が消せねえ!

・いっつも電波ジャックしてダンジョン破壊動画を見せつけやがって!!!

・お前のせいで政府は大損なんだぞ!!!!

・こいつもうテロリストだろ!

・↑もう既にかけられている定期

・既に結構な賞金かけられてるんだよなあ

・このババ◯ンガみたいなマスクで顔隠してるの腹立つ

・↑分かる!下がパンツ一丁なのも余計に殺したくなる

・そう言えば立ち入り禁止のダンジョンなんてあったっけ?

・↑確かに聞いたこと無いな。ホラ吹いてんのか?


「おっといい質問だねえ!実はこの前政府の秘密回線ハックしてたらこのダンジョンの話を聞いたのさ!秘密裏に立ち入り禁止にしてるなんて気になるよなあ?というわけだから早速ダンジョンに入っていくぜ!」


・政府にそろそろ消されるだろこいつ

・↑こいつこの前政府の軍返り討ちにする配信してたぞ。実力も高くて難しい

・なんでこんな奴がこんな強いんだよ…。俺はダンジョンで片腕落としたのに…。

・↑ダンジョンは基本的に異能が強いやつほど有利。こいつはチートみたいな異能手に入れてるからな。

・↑干渉とか言うチート。ダンジョンに干渉して追手を入られないようにしたりしてくるの本当にクソ

・概念系は本当に強いからなあ


「俺の異能については概要欄に書いてあるぜ!そんな事よりダンジョンについて話そうや!」


・こいつに指図されるのやだ

・でも気になる…。

・研究者ワイ。血涙流しながらメモを取る。

・↑探究心に負けてる…。

・ゲート型のダンジョンか。珍しいな。

・こういうタイプのダンジョンは別世界へ移動するから頭がボヤボヤして嫌なんだよなあ…。

・うわうわカメラ越しなのに酔ってきた。

・その程度で酔うとか教えはどうなってるんだ教えは!

・そんな状態で視聴するのはやめとけやめとけ。スマホを置いて外にでも行っとけ


「とうちゃーく!どうやら第一階層は森の中のようだぜ!早速調査開始!!!」


・なんかそこら中に猿がいるな

・ここのモンスターは猿かな?あいつら頭いいから厄介なんだよなあ

・お前らの先祖じゃん

・↑人間じゃないやついない?


「どうやら猿たちはあの辺りに巣があるみたいだぜ!早速皆殺しにしてやるぜ!」


・返り討ちにあえ!

・猿たちがかわいそう

・うわ…猿多すぎ。百匹は軽く越えてない?

・中心になんかデカいのがいるな。あれがボスか?

・あっ。こっち向いた


「は?待ってヤバイヤバイヤバイ!イチモツがでかすぎる!!!配信に写せねえぞこれ!!」


・デッッッッッッッッッッッッッッ

・あんなのもう木刀だろ

・…………負けた…。

・アレはキリンでも負けるからしゃーなし

・ワイ生物学者。見た感じあのデカブツ以外は全部メスの模様

・猿のくせに一丁前にハーレム築いてんじゃねえ!

・ん?なんかデカブツの目が赤く光らなかったか?

・確かに。真っ赤になってるな……もしかして魔眼?!

・やっべぇ避けらんねえぞこれ!


「キャァァァァ!!!!!服が消えた!!!というかちょっとまって?私女の子になってるじゃねえか!!!!!」


・キャァァ!!!!私も女の子になってる!!

・五万したコートがあああああ!!!!

・うわああああ!!!!立った!!!!アソコが立った!!!!

・職場で全裸になったんだが?!サボりがバレたぞどうしてくれんだ!!!!

・コメントが阿鼻叫喚で笑うわ。初めから全裸。これこそが真の最強よ。

・↑性別は変わってるぞ

・興奮するから大丈夫

・↑真の漢じゃったか…。

・この程度で狼狽えるとか…教えはどうなってるんだ教えは!

・やめとけやめとけ。この程度の魔眼。俺には効かないよ


「あった!すぐに出口に駆け込むわ!!!!次の階層に逃げれば効果も消えるはずよ!!!」


・キャァォォォォオオオ!!!あっ治った!

・五万のコートー!!!!もう離さないからなあ!!!

・俺のTSのゆめがあぁぁぁぁ!!!!

・なんで次階層に移動したら直るんだ?

・↑不思議階層だからな!!!!!

・↑なるほど!!!!!


「今度は建物の中のようだぜ!!!!見た感じ博物館か何かのようだぜ!」


・うわデカい扉。明らかなボス部屋だろ。

・↑さすがに短くね?ギネスでも3階層だったはず。

・考察いいからさっさと入ろう!

・博物館前にある噴水大好き侍。愛刀を取り出し、勝負を開始する。

・↑小刀出してどうした?切腹でもするのか?

・喧嘩はやめとけやめとけ!仲良くいこう!


「さて…それじゃあ入るとするぜえ!!頼もう!!!」


・そんな道場破りみたいに博物館入る人初めてみた。

・中は何もないな。肩透かしか?

・こんな分かりやすい気配に気づかないとか教えはどうなってるんだ!教えは!……既に囲まれてるぞ。


「……ッ!?…あっぶねえ!!!ちくしょう雷が降ってきやがった!だれだ………まて…おい嘘だろ…あれは?!」


・アイエエエエエ!!!!電気鼠!電気鼠何で?

・それだけじゃねえ!青いハリネズミにゴム人間!著作権が攻めてくるぞ!

・漫画好きワイ歓喜。攻撃したら殺す

・アニメ好きワイ歓喜。攻撃したら殺す

・ゲーム好きワイ歓喜。攻撃したら殺す

・ワイが三人!エクゾデ◯アだあ!!!

・↑2つ足んねえよアス◯ラル!!!


「やべぇ!!!!最強と名高い法務部特戦隊に殺される!!!取り敢えずあの部屋に逃げるぜ!!!!」


・クソこいつやっぱ強いな

・もっとみんなを見たかった…お前なんか見とうない!!!

・↑諦めろ。今ライブの動画は全てこれに変わってるんだ

・それにしてもこの部屋真っ暗だな。明かり無いの?

・何も見えない。俺の未来みたいだ…。

・↑元気出せ早漏

・やめとけやめとけ。この部屋にこれ以上居るのは…。さっさと出たほうがいいぞ


「安心しろお前ら!!!!こういう時のために懐中電灯を用意してあるぜ!!!早速このあたりをたんさ…く………………えっ?」


・うわぁぁぁぁ!!!!目の前に黒いネズミがあ!!!!

・消される!消されろ!!!

・牙生やして襲ってきたぞ!!!

・避けるな!!!!死ね!!!!

・さすがは天下の大御所!あのカスを殺してくれえ!!!!


「そうやすやすと死ぬかあ!!!!一瞬お前の後ろに出口が見えたぜ!!!!!これで2階層突破だ!!!!」


・あああああ!!!!!逃げられた!!!!

・そんな…最強と名高い著作権の王が…。

・この程度も殺せないとは。教えはどうなってるんだ教えは!

・それにしても本当に何なんだ?このダンジョン?何でアニメや漫画。ゲームのキャラが出てくるんだ?

・記憶から敵を出すタイプのダンジョンなんじゃない?

・確かに丸出しも著作権も配信者にとっては致命的な脅威だな。

・じゃあ次は何だ?宗教関係でも来んのか?


「そんなの俺のチャンネルが終わるだろ!!せっかくこんなにいっぱいの人が見てくれてるんだぜ!!!!そんな簡単に終わってたまるか!!!!」


・電波に干渉しての無理やり見せてる定期

・↑そんな定期嫌だ定期

・殴りてえ…。

・↑カスをボコボコにするゲームをお前に教える

・DL数十万越えてる…。しかもフリーだ。

・入ってきた広告代は寄付と親の世話につぎ込む成人なんだよこの作者


「正直俺に印税入ってもいいと思うよな!!」


・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね


「お前ら酷過ぎるぜ!!!!それにしても次の階層は変な所だぜ!!お婆ちゃん家のようだぜ!!!本当にダンジョンか?これ?」


・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね

・死ね


「ん?おーいどうしたお前ら!!!?botになってるぜ?」


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「おかしいな?何で俺の異能を使っているのに、コメント欄がこんな訳の分からない文字で埋め尽くされるんだ?」


ヒタ…ヒタ…


「誰だ!?」


俺は咄嗟に後ろを振り返った。何か変な音がしたような…。何かのモンスターか?


「おいおいおい!!!機材トラブルに出てくるんじゃねえよ!!!!」


音の聞こえた方へ歩を進める。襖を一つ一つ開けて進んでいると、明らかに異質な空気が俺を襲った。


「………ッ!」


声を出せなかった。配信者として致命的だが幸いにもその光景を見ている者は居ない。


目の前には御札がビッシリと張られた襖があった。冷や汗が止まらない。これは間違いなく赤信号。戻らなければ…。


「………?!…………!!!」


しかし出来なかった。俺は足どころか体一つ動かすことができない。ただ生命活動をする機械になっていた。


そして


「!?!?……!!!!」


一歩ずつ、体が前へと向かっていく。その度に死が迫ってくる。嫌悪感が吐き気を生み出すが、吐こうにも体が動かない。運命を鷲掴みにされているような気分になった。


(いやだ…やめてくれ……やめてくれ!!!)


どれだけ心が拒否しても意味をなさない。そしてとうとうこの時が来た。


俺の手が襖の取手についた。その瞬間、襖の向こうにいるナニカがニヤリとこちらを笑った気がした。































「やめとけやめとけ。こいつは俺達政府の獲物なんだ。ただの亡霊が勝手に横取りしちゃあ困るな。」



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