本作は、筆者がスキマ時間を活用して鑑賞した映像作品の感想を綴るエッセイです。
視聴スタイルは自由で、時にはスマホで短時間、時には家事の合間に、またはしっかりと鑑賞しながら。
限られた時間の中で作品を楽しむ筆者の視点を通して、映像作品の楽しみ方を提案してくれます。
日常の中にある“ちょっとした楽しみ”。
映画やアニメをじっくり鑑賞する時間が取れなくても、隙間時間に少しずつ視聴することで、新たな発見や気づきを得られることが伝わってきます。
また筆者の好みが自然に反映された作品選びや作品ごとの感想を読むのも楽しみのひとつ。
軽快で親しみやすい文体。日記のようなリラックスした口調で綴られ、独り言のような感想や時折挟まれるユーモラスなコメント。
視聴しながら思いついたことや、過去の鑑賞経験とリンクする感覚が自然に表現されており、「自分ならどう感じるだろう?」と思わせられます。
作品を評価というよりは「こんなふうに楽しめるんだ」という気づきをもたらしてくれます。
忙しい日常の中でも肩の力を抜いて映画やアニメを楽しむ。そんな筆者と一緒に作品を視聴しているような気持ちになれる、温かみのあるエッセイです。