命のこと

とても考えさせられました。
自分はアレルギー系の持病で動物と関わり合いが薄い人生だったので、きっと作者様のような状況では見て見ぬふりをしてしまうか、あるいは気付きもしないのかもしれません。
このエッセイを読んで、そんな自分を恥ずかしく思うとともに、深い学びを得ました。
ただ感傷的になったというのではなく、「なるほど、こうすればいいのか」「なるほど、そうすれば、目の前の命から目をそらさずに済むのか」という現実的な気づきがありました。
それでも、やり方を知ったからといって簡単にできることではなく、命一つ分の苦労をしょい込むわけですから、作者様の意識と行動には頭があがりません。
一度でも、道端でまだ幼い猫をみかけて立ち止まって「どうしようか?」と迷ったことがある方は是非読んで頂きたいお話です。

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