◇22-1 一話辺りの文字数は、どんくらいにすべきなんだよ!!!



 カクヨムではエピソードごとに、文字数が表示されています。


 それだけに一話の長さって、どれくらいが適切なのか。

 少し考えてしまいませんか?



 実はこれ!


 ある程度、ロジカルに導き出すことができるんですよっ。



 以前にも解説した通り、カクヨムユーザーの多くは通勤通学途中、電車の中で小説を読んでいます。


 電車を降りるとき、エピソードの途中でスマホを閉じなきゃいけないってシチュエーション、読者の方にとってはあるあるじゃないでしょうか?


 特に4000字、5000字、あるいは10000字以上あるようなエピソードの、どこまで読んだかわからなくなってしまったとき……



 最初から読み直そうって思えます?


 少なくとも、けっこうなストレスを感じてしまうと思うんですよ。



 なら、最初から調ととのえられていれば、区切りよく読める気がしませんか?



 活字を読む速度には個人差があるものの、平均しておおよそ一分間に500文字程度といわれています。


 東京なら、電車の一区間はおおむね3分程度です。



 つまり、1500がWEB小説にとって適切な長さと言えるでしょう。



 事実、12001500作品が多いです。


 もちろん、電車には5分10分かかる路線もあるはずですし、みんなが電車で読むわけではありません。


 でも短い分には、特に問題ないはず。



 ちなみにエピソードの長さが5000字を越えていると、その時点で小説を閉じる人が激増します。


 10000字以上でもかまわず読むという方は、かなり希少だと思ってください。



 個人的にエピソードの長さの限界値は、3000字と思っています。


 実際、拙作「異界戦乱のイージスバレット」でも

https://kakuyomu.jp/works/16818093082438263788


 ほとんどのエピソードが二千字台後半くらいに調ととのえられてると思います。



 1500以下がベストじゃないの!?


 はい、もちろんランキング上位の作品を見る限り間違いありません。


 でも実際に書いてみるとわかると思うのですが、しっかりした情景描写、人物描写を入れようと思ったら、1500字はあっという間です。


 下手すると人物紹介だけで、一エピソードを使ってしまいかねません。



 1500は、あくまでWEB小説としてのベスト。

 公募勢は紙媒体になることも意識して執筆せねばなりません。



 で、3000字以下でもギリ耐えられるってくらいに思ってください。


 もしエピソードの長さが、3600字くらいになってしまった場合、私は1800、1800くらいに分けて一日二話更新にしてしまいます。


 少し越えたくらいなら、描写を削ってでも3000以下になるようブラッシュアップしてしまいますかね。



 とにかく3000字は越えない。


 もし、4000字以上のエピソードを書いてしまってる方、今からでも3000以下に分けてしまうのをオススメします。



 なにせ、読者は面接官!


 皆様こだわりをもって執筆されてるはずですが、やはり面接官も日々の生活に忙しいものです。


 文字数というスタートラインではじかれては、もったいない!



 


 そのためにも、まずは面接官の視点に立って、面接官が目を通しやすい文字数に調ととのえることを優先してみませんか。



※この項のまとめ

・WEB小説の一エピソード当たりベストな文字数は1500字以下

・公募勢なら3000字以下。ただし、ある程度の描写力が必須

・3000字を越えるときは、素直にエピソードを分けよう



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