色鳥

@motosawa8235

第1話 誕生

世界が生まれたとき、世界には自然が覆われていた。

自然の中には、淘汰される生物があれば、淘汰する生物があり、弱肉強食の世界が広がっていた。

やがて、山、陸、海の領域を、人間と動物が共生するようになった。

だが、人間と動物と、お互いの領域を広げようとするたび、争いが絶えなかった。

3つの領域において、争いが終わると、其々の種で交配が行われた。

交配を繰り返すと、空の領域を鳥人が支配するようになった。

ただ、寝るときは山、陸にとどまっていた。

鳥人は、四肢ともに人間の腕と足を持ちながら、空を飛ぼうと思えば、黒と白、いずれかの色の羽毛を全身に生やして、背中の肩甲骨付近から羽を生やした。

一羽目の鳥人は雄で、白い羽毛を持ち、2mの巨大な体躯をもち、同類の属種に様々な食べ物を与えた。

二羽目の鳥人も雄で、黒い羽毛を持ち、1mと80cmほどの身体をもち、優れた頭脳を使い、山、陸、海の領域において人間と動物の争いが起きる度、仲介者として争いを収めた。

三羽目の鳥人は雌で、白い羽毛を持ち、1mと60cmほどの身体をもち、自然界に金の価値を芽生えさせた。

四羽目の鳥人は雄で、黒い羽毛を持ち、1m70cmほどの身体をもち、優れた頭脳と身体を使い、狩りの仕方を様々な種から学び、また、一羽目の鳥人に忠実であった。

この四羽の鳥人を中心にして、その血縁はより広く、血縁を広げた。

やがて空の領域でも争いがうまれた。

空の領域から鳥人の死体が地上に落ちる度、新たな生命が誕生する。

時代は流れ、様々な鳥人が生まれ、文字や文明が生まれた。

鳥人は各地に都市を築き、都市の間に電線とカメラを張りつくし、コンピューターで地上の観察を始めた。

鳥人が空に文明都市を築くように、人間も地上に都市を築いた。

地上都市の様子を、鳥人は興味深く眺めた。

ある鳥人はいう。

「人間を、われわれの種の一羽と交配させてみたい。」













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