サスペンスのような冒頭から、謎めいた十番出口の物語への転換がとてもスムーズで一気に不思議な世界に取り込まれてしまいました。青春ものかな? と、思いきや……。 予定調和とはかけ離れた寂寞としたラストが印象的でした。