幻獣のいる世界⑤レプラコーンは、若い世代いじめが好き
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 いたずら好き幻獣・レプラコーンは、アレをゆるさない。高齢者は、異世界でも若い世代の敵なのだ!
ファンタジーの世界に生きるある幻獣が、お怒り中。
「マンホールの下に、若い世代を落とすとか…。もう、そんないたずらをしているひまはない!」
今、もっと危険でゆるせない行為があるという。
「食品ロス」
それは、食べられる物が簡単に捨てられる行為だ。
「クリスマスケーキ」
「お歳暮」
「旅行の土産」
など…。
たくさんの物が、食べられることなく捨てられていく。
「何のために買ったの?」
「何のためにもらったの?」
「何のために食べない物を保管するの?」
「食べたくても食べられない人の気持ちを考えたことは、あるの?」
最後の意見は、痛すぎる。
世界を見渡せば、いろいろな意味で、食べたくても食べられない人たちがいるのに…。
「賞味期限が 1日すぎた」
「だから、もう食べられない」
それ、考え方が貧困です。
「特に、飽食の時代を生きておる若者たちよ!まだ食べられる物を捨てるなど、ゆるさん!ゆるさん!」
ある幻獣が、怒る、怒る。
「レプラコーン」
それは、老人の姿をした小さな妖精。
小人。
フェアリーなど他の妖精を相手に、作った靴を売ったり修理をしたり…。
どこかに、もうけた金を隠しもっているという。
まさに、金持ち高齢者。
こんな伝説が、残される。
「レプラコーンが宝を隠しもっていると聞いた男が、レプラコーンをつかまえ、宝のありかを聞き出そうとした。が、宝が埋められているという土地は広すぎる。仕方なく、 1カ所ずつ、コツコツと、宝のありかとめぼしい場所に印をつけていく。…が、男が目を離したら悲劇。辺り一面に、同じ印が付けられていた」
レプラコーンは、こう言いたかったんだろう。
「どうじゃ!これで、どこを掘るべきでどこを掘ったのか、わからなくなったろう!宝は、絶対に渡さん!」
ああ、いたずら好き。
「リアル世界の日本人とか、しっかりせんか!日本人は、店に並んでいるようなきれいな状態で物を手に入れることが当たり前なんだと、思っているらしいな。だから、少しでも形が整っていなければ、即ポイッと…。もはや、心もロスじゃ」
反論できない。
「きれいな状態で物が届けられるのが、当たり前」
そういう考えで生きているような人は、幻獣・レプラコーンにいたずらされるが良い!
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