満たされなかった心たちへ

三愛紫月

僕に送ります。

ずっと大事に抱え込んでいた荷物をようやくおろせたのは、今年のはじめだった。


なりたいもの、目指したい道、やりたいこと。


絡み合った複雑を、一つずつほどいていく作業をしたのは、今から三年前だった。


あれから、二度の冬を迎え。


今年の冬の朝は、ピーンと張りつめた空気が清々しい気持ちを呼び起こしてくれた。


昨年末から、一つずつやりたい事を叶えられている自分に驚いている。


着実に前に歩みを進め。

そんな自分に拍手を送りたい気分だ。


細く長く続けてきたなかで、何度も何度も完結させてきた。


指先のポチポチだけで、誰かと繋がって……。


感想に上がったり落ちたりした。


評価を気にしすぎて、何度も落ちて。

コンテストに応募しては落選し。


そんな繰り返しを経て、ようやくここまでやってきた。


もう辞めよう、もう書けないそんな時に送られてきたコメントに奮い立たされて書いた事が何度もある。




初めていただいたコメントは忘れられない。

初めていただいたエブリスタのスターギフトは忘れられない。

初めてエブリスタの特集に載れた事は忘れられない。

初めて小説家なろうで編集者の方の感想があたってもらった時は忘れられない。

カクヨムで初めて削除になるって言われて必死で修正した夜を忘れられない。

初めて物語を完成させた日を忘れられない。

アルファポリスで初めて読まれた日を忘れられない。


忘れられない出来事達は、絶望と暗闇の中を歩いていた私の道しるべのように光っていた!


それがあったから、今日まで書いてこれた。


頭の中をいっぱいにして、主人公が導いてくれる。


私の意思と連動するように、こうやって話を進めてと……。


そんな物語を読んでくれる人がどんどん増えていく。


私が思った形じゃなくても、受け取った誰かの形に変わっていく。


見方は様々で、解釈も様々だ。


正解は私が持っているけれど、誰かの答えも不正解ではない。


いろんな人がいるのだから、いろんな正解があっていいのだ。


書いた私として望む事は1つだけ、好きになってもらえたらそれでいい。



指先から繋がった先の未来に、私を応援してくれる人がいたら嬉しい。


私の物語を待ってくれている人がいたら嬉しい。


そんないつかが来ることを願いながら、今日も指先で物語を描こう。


自分自身の心を満たすために、誰かに好きになってもらえるように……。




何年も絶望と悲しみの中を生きていた。

満たされなかった心に教えてあげたい。

苦しんで泣いてばかりいた自分きみに教えてあげたい。

一人でいれなくて、不安な日々ばかり送っていた自分きみに言ってあげたい。




Web小説の世界は、優しい人が溢れていることを……。

君の作品を読んでくれる人がいるっ

てことを……。



だから、評価なんか気にしないで、数字なんか気にしないで。


君の書きたいものを書き続ければいい。

それが、君を満たすのだから。




今までの満たされない心達よ!

Happy Birthday。


今年の君は、去年よりもっとHAPPYになるのがわかる。


だって、今年の君は少しだけ満たされてきているから。


この先にある光をたどりながら今年も進んでいこう。


新しい誰かに出会うために……。


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