EP.11 繝舌ャ繝峨お繝ウ繝 繧ォ繝ウ繧ク繝ァ繧ヲ
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----------キリトリ線----------
僕は
言う、というよりは、叫ぶ、の方が近いかもしれない。
「
「うるさいうるさいうるさい!」
その言葉を聞いても、琴奈は動きを止めない。
「
そして、
「実くん!」
「…!」
琴奈を抑えてくれている
いつもどこか余裕そう(なんて言ったら失礼だけど)な三谷さんがそんな声を出すのは、滅多にない。
それとほぼ同時だった。
グサッ
「っあ、」
そんな音と共に、僕のお腹に痛みが走った。
それは間違いなく、琴奈が持っているそれで刺されたことを示していた。
驚いた三谷さんが琴奈を離す。
琴奈は真っすぐ、
ああだめだ、助けないといけないのに、足が動かない。
身体中が痛い。
そして、
グサッ
「…っ、」
「…っごめん、ごめんね、」
陽登が、久里を庇って刺された。
久里はひたすら謝っていた。
「…よかった」
陽登の声を聞いた。
よかった、って、ああ、好きな人を守る、っていうのは、ああいうことなんだ。
陽登はもう動くことはなかった。
琴奈が言う。
「お姉ちゃんも殺してやるっ!」
ああもう止められない。
お腹の痛みの主張が激しい。
グサッ
「…ごめん」
久里が
どうにかなってしまいそうだった。
「琴奈ちゃん、もうやめよう?これ以上、は、」
気付けば、夢羽さんも血を流していた。
「あんたが近寄らなければ、依織はいじめられることはなかった!」
琴奈は叫ぶ。
夢羽さんは、ただ1つ、「ごめんね、依織ちゃん」とだけ、言った。
それから琴奈は三谷さんの方に向き直る。
「あんたはいじめに気付かなかった!善人ぶって、いじめには気付かなかった!」
グサッ
「…っ、そう、ね、っごめん、守れなくて、ごめん、っ」
その後に続いた言葉の意味を、僕は理解できなかった。
「実、くん、っ」
…琴奈はこちらを見る。
「お姉ちゃんより私を見てよ」
そう言って手に持った紅く染まったそれを自分に突き刺し、倒れた。
彼女が
2【繝舌ャ繝峨お繝ウ繝 繧ォ繝ウ繧ク繝ァ繧ヲ】
Bad end….
【カンジョウ】
…罪の勘定と愛の感情
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