EP.11 繝医ぇ繝ォ繝シ繧ィ繝ウ繝 縺溘→縺医◎繧後′髢馴&縺」縺ヲ縺?※繧

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----------キリトリ線----------


僕は琴奈ことなに言う。

言う、というよりは、叫ぶ、の方が近いかもしれない。

土岐ときさんは、君にそんなことをしてほしいと思ってるの!?」

「うるさいうるさいうるさい!」

その言葉を聞いても、琴奈は動きを止めない。

みのるさんにはわからないでしょ!いじめられて、自分のせいじゃないのにそうって思い込んで、私にも相談せずに、何も言えずにたった1人で自殺したあの子の気持ちなんて!あんたには!わかんないでしょ!」

そして、

「実くん!」

「…!」

琴奈を抑えてくれている三谷みたにさんの、切羽詰まった声がした。

いつもどこか余裕そう(なんて言ったら失礼だけど)な三谷さんがそんな声を出すのは、滅多にない。

…それこそ、「間に合わない」とかじゃなければ。

僕がまたバッドエンドを想像したところで、聞きたくない音が聞こえた。

グサッ

「…っあ、っ」

久里の声だった。

「久里っ!」

僕は叫ぶ。

久里はその場に崩れ落ちた。

「お姉ちゃんと陽登さんは依織私の大切な親友をいじめた。それは変わらない」

琴奈は、先ほどとは別人のように言う。

「だから、」

グサッ

「…っ、」

陽登が苦しそうに顔を歪めた。

整った顔がくしゃっと乱される。

「陽登さんも、そして私も、罰を受けるべきだ」

琴奈はそう言って、紅く染まった先端を自分に向ける。

「私は人を殺した。だから私も、罰を受けるべき」

琴奈は、笑っていた。

優しくふんわりと、微笑んでいた。

その顔のまま、久里と揃いの青い瞳を閉じて、「さようなら」、と、そう呟いた。

グサッ

…僕たちはしばらくそこで固まっていた。

やがて三谷さんが言う。

「これ、どうするの?この教室真っ赤だけど」

確かに三谷さんの言う通り、教室は真っ赤で、ロッカーや黒板、机などにも血が付いている。

幸いにもこの教室は今使っていなさそうだ、とぼんやり思った。

…校舎から出た僕たちは、そのまま帰り道を辿った。




3【繝医ぇ繝ォ繝シ繧ィ繝ウ繝 縺溘→縺医◎繧後′髢馴&縺」縺ヲ縺?※繧】


True end⋯.

     【たとえそれが間違っていても】




…もう後には戻れないのだから




リトライしますか?

 はい

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