EP.11 繝上ャ繝斐?繧ィ繝ウ繝 豁」縺励>驕ク謚

縺ゅ↑縺溘?菴輔r譛帙??

1【繝上ャ繝斐?繧ィ繝ウ繝 豁」縺励>驕ク謚】

2【繝舌ャ繝峨お繝ウ繝 繧ォ繝ウ繧ク繝ァ繧ヲ】

3【繝医ぇ繝ォ繝シ繧ィ繝ウ繝 縺溘→縺医◎繧後′髢馴&縺」縺ヲ縺?※繧】


1【繝上ャ繝斐?繧ィ繝ウ繝 豁」縺励>驕ク謚】

が 選択 されました


----------キリトリ線----------


僕は琴奈ことなに言う。

言う、というよりは、叫ぶ、の方が近いかもしれない。

土岐ときさんは、君にそんなことをしてほしいと思ってるの!?」

「うるさいうるさいうるさい!」

その言葉を聞いても、琴奈は動きを止めない。

みのるさんにはわからないでしょ!いじめられて、自分のせいじゃないのにそうって思い込んで、私にも相談せずに、何も言えずにたった1人で自殺したあの子の気持ちなんて!あんたには!わかんないでしょ!」

そして、

「実くん!」

「…!」

琴奈を抑えてくれている三谷みたにさんの、切羽詰まった声がした。

いつもどこか余裕そう(なんて言ったら失礼だけど)な三谷さんがそんな声を出すのは、滅多にない。

…それこそ、「間に合わない」とかじゃなければ。

僕がまたバッドエンドを想像したところで、ありえないことが起こった。


〈琴奈ちゃん〉


「「「「…え、?」」」」

「…は、?」


琴奈が話し出す。

「い、おり、?」

そう、間違いない。

その声は、土岐さんのものだった。

ありえない。

だって、土岐さんは、もう。

〈わたしは、琴奈ちゃんにそんなことしてほしくない。だから、もう、やめよう?わたしは、みんなに笑っていてほしいな〉

琴奈は手に持っていたを落とす。

からん、と軽い音がした。

それから、久里くり陽登はるとに駆け寄る。

「…お姉ちゃん、陽登さん」

「「〈…〉」」

「2人がいじめをしたということは変わらない。でも、私がしようとしたことも許されることじゃない」

その場にいた全員が、黙って琴奈の言葉を聞いていた。

「…だから、依織の分まで生きて、罪を償ってほしい。お姉ちゃんも、陽登さんも、依織の分まで、生きて、っ…」

気付けば琴奈は涙を流していた。

夢羽ゆめばさんが言った。

「それじゃあ、帰ろっか。みんなで、一緒に」



僕たちは校門前に辿り着いた。

琴奈以外の全員、もちろん僕も出たところで、琴奈が動かないことに疑問を持った久里が聞く。

「琴奈、どうしたの?早く出ないと私たち不法侵入で」

ガチャン

「…え?」

僕は思わずそう呟いた。

だって、琴奈が校門の鍵を中から閉めたから。

…もう、開けるすべはない。

「さようなら」

琴奈はそう言って、くるりと背を向けた。

外にいる僕以外の全員が、歩き出す。

不意に、琴奈がこちらを振り返った。

〔ありがとう〕

そう口パクして、今度こそ、校舎の裏へと消えていった。

…ありがとう、か。

僕は、そんなことを言われる資格はない。

「こっちの台詞せりふだよ、琴奈ちゃん」

「実ー!置いてくよー!」

久里の声が聞こえる。

「今行くー!」

僕は地面を蹴って、走り出した。




こうして、土岐 依織の自殺を巡る事件は幕を閉じた。

あの後、琴奈を見た人は誰1人としていないらしい。

久里と陽登は罪を償って、土岐さんと琴奈の分まで生きている。

ああそれから、土岐さんの声だけど、夢羽さん声優らしくて、声マネしてたらしい。

だから途中、夢羽さんの声がしなかった。

…これは、紛れもない事実。

僕たちが体験した事実だ。



1【繝上ャ繝斐?繧ィ繝ウ繝 豁」縺励>驕ク謚】


Happy end….

      【正しい選択】




−−−本当にそうなのか




リトライしますか?

 はい

 いいえ




ifストーリーを見るための鍵

 EP.1−EP.10までを縦読みする

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る