骨のある奴。

黒羽冥

第1話骨とは!?

『貴様……中々骨のあるやつだったな。』


そういったのはこの俺を倒した奴だ…………。

ハッキリ言うが俺には骨というものは自分にはないと思う。

でもあの男はそう言ったんだ。

何を根拠にそんな事を言ったのだろうか?

俺には一切理解不能だ。

俺アイツに負けてボロボロになったけれど………身体……動くかな……………………。

俺はそういいながらもあまり自由のきかなくなってしまった自分の身体を動かす事に集中してみる。

その時………。

なんと……先程この俺を倒したあの男が俺をじっと見ているではないか。


(やめろ……俺を怪しんでるのか、こちらを見るんじゃない!?)


俺はそう念じる。

するとこちらに歩き出す男。

やつが来たら今度こそ俺はその存在の全てを失ってしまうだろう。

俺はなんとかやり過ごそうと死んだフリをする。

だが男は俺に気がつく。


『なんだ!?もしかしてこいつまだ息があるというのか?動いた気がしたのだが。』


男は俺の身体に触れてくる。


(くっ……触るんじゃねえよ………)


まるで餅か何かをぷにぷに触るが如く俺の身体をつまんだりする。


(おいおい……お前はもしかして肥満気味な人に嫌がらせのようにお腹をつまんだりするタイプなのか!?めちゃくちゃ嫌な奴じゃないか。)


そう心で思ってもこいつはやめることなく俺の身体を触りまくってくる。

俺は……俺は………。


『いい加減に………しろおおおーーーーっ!?』


俺の痛恨の一撃は…男を倒したんだ………………。

男は既に気絶している。


『ふぅ……中々骨のあるヤツだったな……か………それはこの『スライム』である俺のセリフだよな。』

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骨のある奴。 黒羽冥 @kuroha-mei

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