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希望の光だった

希望の光だった

冷田かるぼ

おすすめレビュー

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★★★
★17
6人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 心星 文琴
    59件の
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    ★★★ Excellent!!!

    現代の若者の漠然とした不安を描いた作品。

    自分には何もないと思っている主人公。おそらく人生というものに絶望しかけていて、生きる気力も死ぬ気力も残されていない状況の中で、ただ自分という居心地の悪い殻の中で日々を過ごしている。
    現代の若者(私も含めてですが)は生きることにも死ぬことにもどこか退廃的で、何のために生きてるんだろう、けど別に死ぬ理由もないよな、、と言った具合の精神状態で生きている人が多い気がします。だからこそこの文章に、私たちには共感できる部分がある。
    そう思えてならない。

    最後の展開、とても考えさせられました。

    • 2025年2月4日 20:45