※読み合い企画からのレビューです毎年四十万匹の犬や猫が殺処分されているその事実に心を痛め、心を閉ざした主人公が、とある少女に恋をする少女もまた、主人公と同じ境遇で──というあらすじの本作品は、常に斜陽の中で会話をしているようなアンニュイな雰囲気を全編通して漂わせている大人であれば割り切れることを割り切れなかった子供たちの繊細な心情が、読者の心に波紋を残す彼らの純粋さが胸を刺すのだこの恋がどこへ向かうのか、ゆっくりと更新を待つことにしよう