第19話 僕達指導出来ない?
「アダン総帥、俺達何をすれば良い?」
「クダン兄さん、アダンで良いよ?」
「いや、兄弟でもアダンクラン総帥に対しでは、けじめを着けるようトーラさんに言われた!」
「そう? 新人冒険者は…………あれ?」
僕達アダンパーティーは新人冒険者の時、ゴロツキDランク冒険者撃退して奴隷売りで資金稼ぎ、チンピラ冒険者を恐喝し資金稼ぎ? あれれ? 僕達新人冒険者らしい活動一切しないで高位冒険者になってしまった。
武器や防具を整えるにしても、ゴロツキDランク冒険者を奴隷売りした時奪った武器に防具使ってる…武器屋に行った事も無いぞ?
僕の槍50本は、ギルド購買部のお荷物不良在庫を格安購入した物だ。
僕達って新人冒険者の事何も知らん、教育指導出来ないぞ?
……困った時は、元ベテランギルド職員、ベクトラさんに丸投げだよ!
「ベクトラさん、事務仕事忙しいでしょうが、クダン兄さん達4人の武器防具購入の世話に新人冒険者教育して貰えないか?」
「アダン様、新人冒険者装備と新人冒険者教育ですね、お任せ下さい! 命を落とさない様、厳しく教育致しますわ」
雇って良かったベテランギルド職員。
3日後、新人装備したクダン兄達がゲッソリした顔で現れた。
「アダン様、新人冒険者教育完了! クダンとケダンは暇にしてたハルスリーダーが着き、コダンとムダンはサンドとハスクを着け、薬草採取や魔物討伐を仕込んで貰います」
「上出来! ベクトラさん、ありがとう!! 兄さん達ハルスパーティーの指導なら安心、苦い経験をした彼らは、安全第一の行動する! 頑張って色々教えて貰って!!」
ハルスパーティーの指導は素晴らしい! たった一月でクダン兄さん達Eランクに昇格させた。
Aランク一人、Bランク二人、Cランク四人、Eランク四人にクランベテラン職員一人の12人、トーラに引っ張られ二人で始めた冒険者、思えば凄いクランになったものだ。
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