第8話 聞くと見るでは大違い
ウルフの群はハジマ山脈の手前、ハジマ樹海に居るそう、放置すると開拓村に被害が発生すると、ハルスパーティーが討伐依頼を受け結果パーティーが壊滅したそうだ。
荷車引くハルス達3人の話だ。
「おい! 30頭処かウジャウジャ居るじゃ無いか!」
見ると聞くでは大違い、トーラとセインは近付いたグラスウルフを薙ぎ倒してる。
奴隷落ちさせたゴンザ達3人は結構良い武器を装備してた、僕達が有り難く使ってる。
革鎧も僕が仕立て直し、トーラとセイン僕が装備してる。
剣技がダメダメな僕は、トーラの勧めで
30分の戦闘で100頭ほど居たグラスウルフを倒し、水分補給の一服。
「アダンは強いのか? 何かふにゃふにゃしながら確実に討伐する! トーラさんが強いのは噂で知ってたが、セインちゃん回復治療も凄いが、踊るように剣を振りグラスウルフを斬り倒す!! 規格外の強さだ!!」
ハルス達が死骸を回収しながら感心してる。
ふにゃふにゃって? 格好悪くても、僕だって短槍35本使ってる、って事は3割の35頭ほどは倒してる。
「これだけだった様だ、撤収して良いだろ? アダン」
こんなとこ早く撤収したい、リーダーだそうで僕が指示出さないとダメなの?
「撤収! ハルス達荷車引ける?」
「むちゃくちゃ重いが、何とか引けるぞ」
途中気の毒になって、僕達は荷車の後ろを押してギルドに帰った。
グラスウルフ1頭が金貨1枚で126枚、ダークウルフは金貨4枚、合計金貨130枚に依頼料金貨20枚と特別報酬、アダンパーティー3人がCランク昇級した。
ハルス達3人に、金貨20枚ずつ分配。
「戦闘してない俺達、荷運び代には多過ぎるぞ?」
「二人仲間が死んだんだろ? 弔いで飲んでくれ」
トーラ男前な事を言う、僕は情けない何も言えなかった。
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