第7話 依頼任務出発
ギルドマスターに依頼詳細確認していると、重症の冒険者が担ぎ込まれた。
「ダークウルフが指揮するグラスウルフ30頭の集団に襲われ二人が死んだ!」
「Dランク5人のハルスパーティーでも逃げるだけか……アダン全ては無理でも半数に間引く依頼を受けてもらえんだろうか?」
「依頼は兎も角、その重傷者の治療しないと!」
「いや、無数の傷が深く出血が酷い、これはもう助からん」
「セイン、ダメでも治療回復足掻いてみて!」
「はい、アダン様」
重傷者と二人の男もセインの治療回復に包まれ光り輝いて居る。
光がおさまり治療回復が間に合った様だ、男が目を開けた。
「すげぇ! 傷が一瞬で治った!」
「おぅ! リーダーが生き返った!!」
「アダン? お前の目に叶った奴隷は、尋常で無い能力を持ってるな! Eランクスタートにしたが、Dランク以上の貴重な存在だ!!」
小さな女の子放って置けなくて買っただけなんだけど、過大評価は止めて欲しな、セインもDランクタグを発行して貰えて結果オーライだけど。
「受付のお姉さん聞きたい事が」
「名乗って無かったですか? ベクトラです」
「ベクトラさん、ダークウルフ討伐証明部位は?」
「証明部位はウルフ全て尻尾ですが、毛皮に牙肉も買い取りします荷車使って回収して貰えたら、ギルドで解体します」
「アダン、命を助けてもらったお礼に、俺達ハルスパーティーを死骸回収に同行させてくれ」
「ハルスパーティーが、アダンクランに入ると言う事か?」
大人しくしていたトーラが、訳ワカメな事を言った。
「トーラさん、寄生にならん様努力する! アダンリーダーに取り成して貰えんか?」
「荷物運びはアダンのスペースで間に合ってる……今回の同行お試しで許す! アダンパーティーは想像以上に強いぞ!! 確り使えるアピールして見せろ!」
トーラ? 随分な上から発言、僕のスペースそんな便利じゃ無いよ? それに自己アピール凄過ぎる、僕は強くないよ。
「ありがとうトーラさん、俺達もDランク! そこそこは戦える! 荷車引く俺っちは気にせずダークウルフ討伐してくれ」
マルメット討伐の前に、緊急依頼を受けダークウルフ率いるグラスウルフ討伐に出発した。
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