第6話 家を買って本格活動
土地の売買や借家斡旋は、商業ギルドがやってるとかで3人で商業ギルドにやって来た。
結論購入の方が割安な物件、普通は敬遠される冒険者ギルドの裏にある僕達にはうって付け、金貨20枚で購入した。
普通の宿屋が一泊一人銀貨3~5枚、3人宿泊すると10日で金貨1枚、200日ほどの宿泊金で一軒家が購入出来た。
定期的に補修や掃除がされていた様で、直ぐに住める状態で貧農ボロ家住まいだった僕達には御殿だ。
結構広い庭は畑にして、トマやネキ玉それに辛し菜ニンニラを植えた。
僕の料理食べ過ぎかトーラとセインが、チョッと丸くなって来てる? 女性に「太った?」は禁句言わないよ。
セインと僕の規則訓練をしながら、半年ほどのんびり暮らしたある日セインが言って来た。
「アダン様、能力を授かりました」
「何を授かった?」
「治療回復3に剣技2を授かりました」
剣技2は規則訓練の賜物だろう。
「セイン! 即冒険者登録に行くぞ!」
僕より冒険者向きの能力だ。
僕が剣技ダメダメなのは、12歳になるまで家事と畑の食べられる雑草採集しかやって無かった為の様だ。
ギルドでセインの登録してると。
「Dランクパーティーの一員なのでEランクスタートにします」
「アダンが来たら言えとギルドマスター直々『ギルドにもっと貢献するようにせよ!』との通達です」
たしかに冒険者の仕事何もやって無かった。
「アダンパーティーCランク昇級の話が有りましたが、貢献度不足で不可になりました」
との事で、依頼表を眺めてる。
「……超高難易度と村人でもこなせる低級依頼しか無い?」
「アダンパーティーに依頼! マルメット討伐死骸一頭金貨50枚の買い取りだ!」
ギルドマスターは何としても僕達を働かせたい様だ、マルメットは攻撃を受けると、丸まって硬い鱗で防御する討伐高難易度の魔物だ。
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