第2話 待って居た様に絡まれた
「おい坊主、
臭くて汚いおっさん、3人が絡んでる?
「おっさん、息が臭い! 無事な内に失せろ!」
わゎぁ! トーラ喧嘩腰は良くないよ!
「生意気なニューピーには教育が必要だな!」
おっさん達にやにや気味の悪い笑顔で剣を抜いた。
ほら、怒らせた!
僕がビビって
「何の騒ぎだ!」
「ギルドマスター、登録仕立ての新人に例の3人が絡んで抜剣、新人の女の子は剣を抜かず、鞘で殴って3人を
受付のお姉さんが、見ていて説明してくれた。
「ふむ……素行は悪いが実力の有るDランク、3人を圧倒した? 新人二人Dランクスタートだ! タグの更新してやれ!」
運が良いのか悪いのか? 僕とトーラは、タグがFランクから一気にDランクに変わった。
「ギルドマスター様、今みたいに殺されそうになった時反撃して殺すと罪になります?」
「いや、剣を抜いたなら殺しても問題無い、冒険者は何事も自己責任だ」
伸した3人の財布を漁って、ぶん取ったトーラがケロっと言った。
「当然だよ、傷付けられたり殺されたりするの、黙って受け入れるのはバカだ」
「トーラはもう少し穏便にして! 財布を返して」
「迷惑受けた賠償は当然貰う! アダン些細な事にビビってると生きて行けないよ」
ギルドマスターも
⦅村の外は恐い世界だ⦆
EFランクはブロンズタグ、CDランクはシルバータグ、受付お姉さんが銀のタグを持って来てくれた。
何が何やら訳ワカメの内に銀のタグを首から下げて冒険者ギルドを後に、宿泊場所を探した。
「Dランクとは言え、新人の私達はこの広場で野営するよ」
町中の安全地帯で野営の訓練は、冒険者になる為新人が遣るべき事だそうだ。
無計画の様でトーラはしっかり冒険者を目指してる! 僕はトーラを見直した。
⦅安宿の飯よりアダンの作る飯の方が絶対旨い! アダンを誘ったのは何処でも旨い飯を作らせる為だよ⦆
晩飯を作って居ると、トーラが何か呟いて居たが街道で摘んだ野草と干し肉のごった煮を作ってる僕には聞き取れなかった。
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