彼女の存在

はこみや

彼女

彼女のみよりんが死んだ。私は何もできなかった後悔に泣くしかなかった。結婚も考えてた。だがもうもう戻ってくることはない。

昨夜葬儀が終わって私は自宅に帰ってきたがもうそこには同棲していた諏訪子の返事がなかった。

そう・・・私はみよりんと同棲していたのだ。

いつも落ち込んだ時や困難があった時、会社をクビにされた時などはいつも慰めてくれたりしてくれて2人でのりきれたのに・・・彼女はもういない。

その日はみよりんの誕生日でお祝いをしようって思って高級繁華街の店を予約をしていた。

そこで僕は結婚しようっていようと思って指輪まで用意してプロポーズしようとしていたが彼女はなかなか現れずにいた。どうしたかと思い連絡を取ろうとしたら携帯電話が鳴り、その着信先を見た。

その着信先はみよりんだった。嫌な予感がした。

私は恐る恐る電話に出た。そしたら救急の方々の連絡だった。どうやら電話の内容はみより様が事故にあって今は緊急で治療を受けているようだ。

私はそれを聴いて店を飛び出しタクシーに乗り病院に向かった。

もともとみよりんもうちも親がいないことや友達もいないことで病院にはうち以外誰も来なかったのだが、緊急オペ室で治療を受けているみよりんに対して懸命に願ったが・・・その願いは届くことはなかった。

病院についた時点でもう死んでいた。うちの願いなんて届くことはなかった。

それで葬儀が終わり、「さて・・・そろそろ時間だな。」

って言い私は自宅を後にしてどこかに向かった。

どことは言わないけどどこかに向かうしかなかった。

やがて私は駅に着いた。そして私は前から来る電車に飛びこみ死ぬのであった

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彼女の存在 はこみや @hako0713

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