貞操逆転世界で唯一男の俺なんだけどマジで女子から嫌われているのだが王様ゲームで仕返しして大嫌いな彼女と付き合って見た。

@kaminetu

第1話

いつからだろう俺はクズだって思うようになったのは。いつからか笑わなくなっていた。笑うのが好きだったのだが中々来ずストレスだけ溜まる。

 

 ストレスを発散することはできない。何故なら俺はたった一人の女子を怒らせたせいで人生は狂ったのだ。

「あの宮道さん」

 

 俺が呼んだのを無視して彼女は俺がいる前で堂々と発言してしまう。

 

「私朝倉のこと嫌い」

「わかる、話しかけ方が嫌なんだよね」

「イラつかせる発言の数々最悪」

 

 彼女が言い出すまでは文句を言わずに、無関心だったクラメイトがたった一言でクラスの全員から嫌われてしまった。もし彼女が言わず他の子が言っていたら違ったかもしれない。

 

 今ちょうど嫌だと思ったタイミングで彼女の悪魔の声が囁く。

 

「朝倉ジュース買ってきて。朝倉の奢りね」

「お金はありません」

「私の言うこと聞けないの。金がないなら借りればいいじゃない。クズのあなたを清く正しい方向に導いているの?分かる」

 

 俺はお金を借りる相手などいない。それは全部宮道に全て嫌われたからもし嫌われていなかったら変わっていたかもしれない。俺は泣きつくしかないのだ宮道に。

 

「宮道様クズの私に慈悲をお与えください。どうしようもなく惨めでバカな俺に助けてください」

 

 その姿を見て宮道は喜ぶ。クラスメイトも彼女の迫力からかまるで悪いことなのではないかと思わせる、彼女のひとことがクラスメイトの心を掴む。

 

「いいわいわ。まぁ貴方じゃあ私のジュースも買えないもんねぇ。だってゴミでクズな貴方にお金をくれる馬鹿はいないのだから」

「ならゲームをしましょう?一ゲーム百円でどうかしら。まぁ私にゲームで勝つなんて不可能なんだけどねおっほほほ」

 

その瞬間クラスメイトは「うぉおすげぇゲームが始まるんだってすげぇ」

「宮道様可愛いすぎる」「コッチを向いて」など俺を全くするはずなくゲームを俺が承諾していないのに始まってしまう。いわば強制的にゲームをする参加型ゲーム

 

彼女が用意したのは二つの棒即ち王様ゲームである。「王様ゲームよ」と言ってあざとくウィンクする姿を見てクラスメイトは、ハイテンションとなる。俺はこの2択でしかなく外せない場面である。

 

そして運命を切り裂くように俺は一本の棒を手に入れた瞬間時は固まる。彼女の罠にハマった笑顔で導かれた答えはハズレだった。

 

 「じゃあ私はこれをゲットするわね」

「王様は誰だぁァッァ」

 

 それはハズレだった。

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