時系列・あらすじ

 話数:第1話

 タイトル:ミッドウェー

 時系列:昭和17年6月6日23:30(ミッドウェー海域)/ 令和7年1月20日(ミッドウェー海域)

 あらすじ:ミッドウェー海戦で沈没するはずの空母飛龍。山口多聞司令官と加来艦長は艦と運命を共にする覚悟を決めていたが、突如発生した巨大な渦に巻き込まれ、時空を超えて令和7年のミッドウェー海域へ転移する。護衛艦いずもは、竜巻のようなものと多数の漂流者を発見し、救助活動を開始する。


 話数:第2話

 タイトル:昭和17年・飛龍からの来訪者

 時系列:令和7年1月20日(ミッドウェー海域)

 あらすじ:護衛艦「いずも」は、ミッドウェー海域で多数の遭難者を発見、救助する。遭難者たちは旧日本軍の軍服のようなものを着用しており、健康状態も異常に良好だった。その中に空母「飛龍」の副長、鹿江大佐の姿があった。彼らは令和7年にタイムスリップしてきたのだった。「いずも」の司令、小松と艦長、石川は、鹿江たちと対面し、現在の状況を伝える。


 話数:第3話

 タイトル:遭難者たちの正体

 時系列:令和7年1月20日(ミッドウェー海域)

 あらすじ:鹿江たちは小松からタイムスリップした事実を告げられ、混乱しながらも現状を受け入れる。鹿江は山口多聞司令官と加来艦長の捜索を依頼し、小松は捜索に全力を尽くすことを約束する。一方、意識を取り戻した山口と加来は、見慣れない医療機器と女性医師の姿に驚きを隠せない。


 話数:第4話

 タイトル:護衛艦いずもと山口多聞

 時系列:令和7年1月20日 夜

 あらすじ:小松は鹿江たち旧海軍士官に護衛艦「いずも」のCICを見学させる。最新鋭の装備に驚く鹿江たち。その時、山口と加来の意識が戻ったという連絡が入る。鹿江たちは医務室へ向かい、再会を喜ぶ。しかし、山口の反応はあっけらかんとしたものだった。


 話数:第5話

 タイトル:山口多聞と飛龍乗組員

 時系列:令和7年1月20日 夜

 あらすじ:山口と加来は無事生還した鹿江たちと再会する。小松は山口の問いに答え、日本の敗戦と自衛隊の設立、平和憲法について説明する。山口は冷静に現状を受け止め、小松と日本の未来について語り合う。その後、山口は「飛龍」の生存者たちに日本の敗戦と現状を説明する。


 話数:第6話

 タイトル:佐世保へ

 時系列:令和7年1月30日 佐世保港

 あらすじ:ミッドウェーから父島を経由し、護衛艦「いずも」は佐世保へ帰港する。山口と加来は、変わってしまった街並みに戸惑いながらも、変わらない建造物に安堵する。小松は2人に米軍との共同使用や自衛隊の役割について説明する。接岸後、山口と加来は海上自衛隊の制服を着用し、防衛大臣や海上幕僚長らとの面会に臨む。


 話数:第7話

 タイトル:情報統制と非公式法整備

 時系列:令和7年1月30日 海上自衛隊佐世保地方総監部

 あらすじ:防衛大臣や海上幕僚長ら関係者が出席する会議で、山口と加来の処遇が話し合われる。タイムスリップしてきた彼らの戸籍作成や、海上自衛隊での活躍に向けた特別教育課程が決定される。情報統制のため、佐世保教育隊の通常教育課程は一時停止され、飛龍乗組員への教育に専念する計画が立てられる。


 話数:第8話

 タイトル:適応プログラム

 時系列:令和7年2月14日 佐世保市内

 あらすじ:海東二尉の案内で、角野、橋本、重松の三人は居酒屋「二束三文」でビールと料理を楽しむ。その後、ライオンタワーのラウンジ「MARICA」へ行き、現代の夜の街を体験する。慣れない雰囲気に戸惑いながらも、女性たちとの会話を通して徐々にリラックスしていく。


 話数:第9話

 タイトル:ロシア・ウクライナ戦争

 時系列:令和7年2月15日、3月16日

 あらすじ:飲酒の失態で鹿江から鉄拳制裁を受ける角野たち。一方、山口たちはウクライナ情勢の映像を見て、戦争の悲惨さを改めて認識する。小松から国連の正体と敵国条項について説明を受け、旧海軍将兵たちは複雑な思いを抱く。


 話数:第10話

 タイトル:軍人としての矜持

 時系列:令和7年3月16日 護衛艦「いずも」多目的室

 あらすじ:山口は小松にロシア・ウクライナ戦争の原因を尋ねる。小松はNATOの東方拡大、ウクライナの親欧米路線、プーチン大統領の歴史観を挙げる。山口はロシアとウクライナの民族問題に注目し、満州事変との類似点を指摘する。小松は一方的な正義を否定し、戦争の根本原因を考える重要性を強調する。山口も戦争における大義の複雑さを語る。


 話数:第11話

 タイトル:幹部候補生学校と航空学生

 時系列:令和7年4月

 あらすじ:山口、加来、鹿江たちは佐世保教育隊で幹部候補生課程に入り、角野、橋本、重松たちは防府南基地で航空学生として特別プログラムに参加する。他の下士官兵もそれぞれの課程で教育を受ける。角野たちは現代の航空機操縦に挑み、一般学生たちと交流する中で、現代社会への適応の難しさを感じる出来事を経験する。


 第12話

『海将補、山口多聞』

 2025年4月1日~2027年4月1日

 旧日本海軍の指揮官であった山口多聞、加来止男、鹿江隆の3人は、2025年4月から2年間にわたる海上自衛隊の特別プログラムに参加する。当初は現代の技術や訓練に戸惑いながらも、幹部候補生課程や護衛艦『いずも』での部隊実習を通じて卓越した指揮能力を発揮。2027年4月1日に全課程を修了した3人は、それぞれ海将補、一佐、二佐に任官し、山口は新設された第一機動護衛隊の隊司令として、新たな任務に就くことが決定した。


 第13話

『新鋭、第一護衛艦隊第一機動護衛隊』

 2027年4月8日

 海上自衛隊は空母型護衛艦『ひりゅう』を中核とする「第一機動護衛隊」を横須賀で新編し、山口多聞海将補も編成式に臨んだ。日本の海上防衛が新たな段階に入る中、時を同じくして尖閣諸島周辺海域では、中国海警局の「モンスター船」と呼ばれる大型武装船2隻が日本の巡視船に接近。一触即発の緊迫した状況が生まれつつあった。


 第14話

『緊迫の尖閣』

 2027年4月8日

 尖閣諸島周辺海域で中国の大型武装海警船が日本の巡視船『あさづき』に意図的に衝突するという事件が発生。日本政府は海上警備行動の発令を見送り、外交抗議に留めるという苦渋の決断を下す。この「遺憾砲」ともいえる弱腰な対応は、護衛艦『飛龍』の山口多聞らを失望させ、国会では与野党から激しい批判を浴びる。結果、柳井内閣の支持率は急落し、日本の安全保障の在り方を巡る国民的な大論争が巻き起こった。


 第15話『国会の嵐(前編)~政権の黄昏~』

 2027年5月~7月15日

 尖閣衝突事件への弱腰な対応や裏金問題により、柳井内閣の支持率は危険水域に突入。日本新生党の橘孝太郎は国会で総理を厳しく追及し、国民の支持を集めていく。逆風の中、解散総選挙が始まったが、7月15日、選挙活動中の柳井総理が経済シンポジウムの会場で、周到に計画された手口によって何者かに暗殺されるという衝撃的な事件が発生してしまう。


 第16話『国会の嵐(後編)~暗殺と変革の始まり~』

 2027年7月15日

 柳井総理が暗殺されるという衝撃的な事件が発生。与党が混乱し機能不全に陥る中、日本新生党の橘孝太郎は強いリーダーシップを掲げ国民の支持を拡大する。当初、犯人の動機は生活困窮によるものと見られたが、その後の捜査で口座に海外からの不審な入金が発覚。事件が外国勢力による工作である可能性が浮上すると、スパイ防止法を訴えてきた橘への期待は熱狂的な支持へと変わり、日本の未来を左右する選挙戦が再開された。


 第17話『政権交代』2

 027年7月下旬~8月1日

 柳井総理暗殺を機に与党・自由保守党は内部から崩壊し、総選挙で歴史的大敗を喫した。対照的に「強い日本」を掲げた日本新生党の橘孝太郎が国民の圧倒的支持を得て新総理に就任。旧与党からも実力者を登用した挙党一致内閣を発足させ、党派を超えた新時代の政治を始動させる。

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