『新しい国 ―空母飛龍から、最後の戦いへ―』
姜維信繁
登場人物
※旧日本海軍・飛龍乗組員
・山口 多聞(やまぐち たもん)
旧日本海軍少将、第二航空戦隊司令官。ミッドウェー海戦で戦死したはずが、令和の時代へ転移。冷静沈着かつ豪放磊落な性格で、日本の敗戦という現実を受け止め、海上自衛隊の特別プログラムに参加。卓越した指揮能力を発揮し、海将補として新設された第一機動護衛隊の隊司令に就任する。
・加来 止男(かく とめお)
旧日本海軍大佐、空母「飛龍」艦長。山口と共に令和の時代へ転移する。山口の良き理解者として常に傍らで支え、現代の技術や戦術を学ぶ。海上自衛隊の特別プログラムを修了し一等海佐に任官。再び日本の海を守るため、新たな護衛艦「飛龍」に乗艦し艦長を務める。
・鹿江 隆(しかえ たかし)
旧日本海軍中佐、「飛龍」副長。山口の命令で一度は艦を脱出するが、乗組員と共に令和へ転移する。生真面目で部下思いだが、時には鉄拳制裁も辞さない厳しい一面も持つ。海上自衛隊の特別プログラムを経て二等海佐に任官し、山口、加来を支える。42歳、海兵48期。
・角野 博治(かくの ひろじ)
旧日本海軍大尉、「飛龍」攻撃隊隊長。左足に被弾しながらミッドウェー攻撃を敢行した猛者。令和の時代では航空学生として現代戦闘機の操縦に挑む。血気盛んで、専守防衛の概念に声を荒らげる場面もあった。教官に絡まれても毅然とした態度を崩さない。25歳、海兵65期。
・橋本 敏夫(はしもと としお)
旧日本海軍大尉、「飛龍」攻撃隊隊長。角野、重松と共に令和へ転移し、航空学生として再出発する。現代の文化、特に女性が接客するラウンジなどには慣れておらず、すぐに顔を赤らめる純情な一面を持つ。同期の重松とは仲が良い。24歳、海兵66期。
・重松 康弘(しげまつ やすひろ)
旧日本海軍大尉、「飛龍」戦闘機隊隊長。橋本と同じく海兵66期。仲間と共に令和へ転移し、現代の航空学生として訓練に励む。酒が好きで、佐世保の夜の街では羽目を外して酔っぱらってしまうことも。同期の橋本と共に角野を支える。24歳。
※海上自衛隊・日本政府関係者
・石川 貴之(いしかわ たかゆき)
海上自衛隊の一等海佐、護衛艦「いずも」艦長。ミッドウェー海域で時空を超えてきた「飛龍」乗組員たちを発見、救助する。隊司令の小松とは同期の親友で、共にこの未曾有の事態に対応。冗談で鉄拳制裁の真似事をするなど、ユーモラスな一面もある。
・小松 祐介(こまつ ゆうすけ)
海上自衛隊の一等海佐、「いずも」が所属する第一護衛隊の司令。漫画好きで、飛龍乗組員の出現をいち早くタイムスリップの可能性と結びつける柔軟な思考の持ち主。山口たちに現代日本の状況を説明し、彼らが適応するための重要な役割を担う。
・桐生 巧(きりゅう たくみ)
護衛艦「いずも」の衛生科長(医務長)を務める二等海佐。自衛隊中央病院からの派遣医官。ミッドウェー海域で救助された多数の「飛龍」乗組員の受け入れと治療を担当し、格納庫に臨時処置スペースを設けるなど、迅速な医療体制を構築した。
・斎藤 香(さいとう かおり)
護衛艦「いずも」の看護長。衛生科長の桐生の指揮下で、医療チームの一員として活動する。ミッドウェー海域で救助された「飛龍」乗組員たちの看護を担当した。
・小堺 英二(こさかい えいじ)
護衛艦「いずも」の船務長を務める二等海佐。CIC(戦闘情報指揮所)の責任者として、艦の情報中枢を担う。飛龍乗組員出現の際、周辺海域のレーダーや無線に異常がないことを報告した。
・海東(かいとう)
航空自衛隊所属の二等海尉。F-35Bのパイロット。飛龍乗組員の適応プログラムで案内役を務める。明るくフレンドリーな性格で、角野たちを居酒屋やラウンジに連れて行くが、飲み過ぎが原因で後に「前支え」の罰を受けた。
・中川 亘(なかがわ わたる)
柳井内閣の防衛大臣。尖閣衝突事件の際に海上警備行動の発令を強く主張するが、総理に退けられる。後に柳井内閣の閣僚たちが自身の保身を語る中で愛想を尽かし、橘孝太郎が組閣した新内閣で防衛大臣に留任する。
・柳井 誠(やない まこと)
第104代内閣総理大臣。尖閣衝突事件では中国の挑発に乗らないとして海上警備行動を見送り、「遺憾砲」と批判され支持率が急落。裏金問題なども抱える中、選挙活動中に経済シンポジウムの会場で外国勢力による工作の可能性がある手口によって暗殺される。
・橘 孝太郎(たちばな こうたろう)
少数野党「日本新生党」の党首。国会で柳井総理の弱腰外交を厳しく追及し、国民の支持を集める。総理暗殺事件後、強いリーダーシップを掲げて選挙戦を戦い抜き圧勝。第105代内閣総理大臣に就任し、新内閣を組閣する。
・斎木 鎮幸(さいき しずゆき)
海上幕僚長。佐世保に帰港した山口と加来を迎え、彼ら飛龍乗組員のための特別教育課程について説明を行った。
・田原川 宗男(たはらがわ むねお)佐世保地方総監。山口たちの処遇を話し合う会議に出席。飛龍乗組員の教育のため、佐世保教育隊の通常教育課程を一時停止する計画を補足説明した。
※その他政府・自衛隊関係者
・川田 政一(かわた まさかず)
二等空佐。「いずも」飛行長。
・佐藤 美智子(さとう みちこ)
内閣官房副長官。山口たちの処遇を話し合う会議に出席。
・中村(なかむら)
サイバーセキュリティ・情報化審議官。会議に出席。
・鈴木 健一(すずき けんいち)
内閣法制局首席調査官。戸籍作成などの事務手続きを説明。
・田中 裕子(たなか ゆうこ)
防衛省大臣官房長。会議に出席。
・渡辺 祐二(わたなべ ゆうじ)
海上自衛隊首席法務官。会議に出席。
・沢村 利行(さわむら としゆき)
海将補。第一護衛隊群司令。
・中村 海将(なかむら)
護衛艦隊司令。
・久米 義政(くめ よしまさ)官房長官。
柳井総理の死後、総理代行に。
・神崎 明子(かんざき あきこ)自由保守党の政治家。橘内閣で経済安保担当・国家公安委員長として入閣。
・岩西 猛、村川 潤一郎、香川 陽一、河口 三郎
自由保守党の閣僚および元閣僚。
・高橋 正義、井上 直樹、森川 誠一、加藤 真一、田所 隆一、吉村 雅信、山本 修司、石原 義行、鈴木 太一、藤田 健介、林 佳子、中村 健太郎、安藤 美咲
橘新内閣の閣僚たち。
※その他
・時任 士長(ときとう しちょう)
護衛艦「いずも」の乗組員。後輩の松岡に、飛龍乗組員に関する箝口令と秘密保持契約書の重要性を「バタフライエフェクト」という言葉を使って説明した。
・松岡(まつおか)
護衛艦「いずも」の乗組員。時任士長の後輩。秘密保持契約書の提出に面倒くさそうな反応を示した。
・田中(たなか)
二等海上保安監。巡視船「あさづき」の船長として尖閣諸島周辺海域を警備中、中国海警局の「モンスター船」と対峙し、意図的な衝突を受ける。
・李 艦長(り かんちょう)
中国海警局「海警2901」の指揮官。計画通りに航行を継続し、日本の巡視船「あさづき」に意図的に船体を衝突させた。
・美咲(みさき)、真希(まき)佐世保のライオンタワー最上階にあるラウンジ「MARICA」で働く女性。海東二尉のなじみで、彼に連れられて来店した角野たちを接客した。
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