一言、ムードが素晴らしい。恋人がクリスマスイブに仕事を入れてしまい、主人公は悪友と一緒にワインを飲むことに。元々恋人と過ごすつもりだったので、奮発したワインを買っておいたのだ。それを、この悪友と楽しむことになった。会話の節々から、作家先生の知性とセンスの高さが読み取れます。これは、あれかな。夜中にそれこそ、ワインを飲みながら、この場に参加している気になって読むと尚良いのかもしれない。楽しみ方は人それぞれ。ワインも物語も。ご一読を。