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薔薇色の人生だった

薔薇色の人生だった

仁志隆生

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★67
23人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 圭琴子
    107件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    無骨なならず者が、語り口から浮かんでくる。

    主人公の語りで綴られる物語だから、もちろん本人の外見の描写はない。
    よほどのナルシストでもない限り、「俺は烏の濡れ羽色の黒髪で――」などと自分の外見を思うことはないだろう。
    ところが、本作は最初こそぽつりぽつりと途切れがちな文章に多少の違和感を覚えるが、それが功を奏している。
    その無骨な語り口調から、いつの間にか主人公の表情が浮かんでくる。
    きっと古傷もあるはずだ。
    読み終わる頃にはすっかり、無骨なならず者がこちらに語りかけてくるのである。

    • 2025年3月12日 09:08
  • 尾岡れき@猫部
    2553件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    最後に見た景色、目が霞んで見えなくなっても

    このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(191文字)

    • 2025年1月18日 14:04