第13話

異変を察知して、やってきたみたいです。



もしくは、仲間が殺られたのを察知したのか。



警戒音を出して来るものだから、通行人の方達も「何事?何事?」と覗いてくる始末。



マズいですね。



通行人の方達がこっちに来れば、被害が出てしまうかも。



何しろこっちには、包丁を持った人が居ますから。



どうしましょう。



来ないで下さいと叫ぶべき……




「仕方ねぇ。捕まりたくねぇし……なっ」



「ほぉっ??」




パシッとツッコミの人に手を掴まれました。




「オイ、重力。コイツの手を掴め」



「え?」




あたしの手……ですか?




「誰が重力だ、この野郎っ」



「捕まりてぇなら、別に良いが」



「んなワケあるかっ。逃げれるんだな!?」




もう片方の手を天パの人に掴まれた次の瞬間ーー。



ツッコミの人の胸に“星”が現れました。



これはまた美しい黄金色の“星”



天パの人とは真逆の“星”




「目を瞑れっ」



「はい?」



「ハァ!?」




目を瞑れと?



ドローンに包丁の人が居るこの状況で?



普通なら瞑れません。



けれど、あたしはギュッと固く目を瞑りました。




「ああっ、もう!頼むぜっ!」




天パの人も観念して観念して目を瞑ったようでした。



すると




「「!!??」」




カッと閉じた瞼に強烈な何かが刺すような感覚。




「うぁっ!?」



「何?!」



「眩しいっ!!」




眩し……?




「転ばないようについてこいよ」



「転っ、うわっ!?」



「うぉおっ!?なんだ!?」




ツッコミの人が走り出し……必然手を掴まれているあたしも走り出し、あたしの手を掴んでいる天パの人も走り出し……。



目を瞑ったままで走るのは無理があるのではーー!?



何度も転びそうになりながら、その度にツッコミの人に助けられながら。


天パの人は、何度か何かにぶつかりながら……






















なんとか無事にあの場から逃げられたようです。

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