統合失調症になったわたし

サメちゃん*

理解して欲しい

いつからだろうか人の視線が気になるようになったのは。





小学生、いや、その前からか…人間関係がうまくいかなかったのは。




保育所のときは1人でいることが多かった。そして、それは小学校にはいってからも。小学校ではいじめられていた。どうしてこんなに人間関係がうまくいかないのだろうか、私はたくさん考えた。でも答えはでなかった。




中学校に入学した。中学校ではなかなか教室にはいれず、保健室にいることが多かった。それでも、中学校でははじめて友達のような存在ができた。学校に行けないのを心配してくれるクラスメイトもいた。それが私にとってはすごく嬉しかった。




そして、高校は定時制高校に入学した。最初のうちは普通に登校できていた。でも、学年が上がっていくごとに周りの視線が気になり自分のクラスの教室には入れても全校が集まるところには入れなかった。そしてとうとう学校にいけなくなった。




そんなとき、私は親と一緒に精神科へ受診した。





私は、統合失調症だった。





最初は統合失調症の自覚が全くなかった。統合失調症について調べてみても幻覚のことがたくさんかかれていて、幻覚がなかった私は統合失調症ではないと思っていた。




しかし、統合失調症の症状の妄想がひどくなり入院することになった。




入院して最初のうちは泣きまくって、「帰りたい、帰りたい」と騒いでいた。





しかし、主治医の先生の話を聞くうちにこれも統合失調症の症状なのだと気づかされた。そこから私は妄想のことも自覚し、入院してから変えた薬も自分に合っていたのか、とても入院前とは違い明るくなった。作業療法も頑張った。




作業療法は、ぬり絵をしたりカラオケをしたり、いろんなゲームをした。最初のうちは、その輪にはいるのが怖かった。でも、遠くから見ているうちに楽しそうだなと思うようになり、だんだんと参加するようになった。最終的にはとても楽しくなりまたやりたいと思うようになった。





そんな色々なことがあり、私は回復していった。そしてもう少しで入院して3ヶ月がたつそのときに退院した。あなたは回復が早かったね、といわれたのは少し嬉しかった。




そして、退院してからは入院中休学していた高校に行くようになった。




しかし、それは続かなかった。やっぱり学校に行くのはとても緊張する。そして体調が悪くなりなかなか学校にいけなくなった。そしてとうとう高校を中退することになった。




最初のうちは受け入れられなかった。普通の人のように学校にいって、卒業して就職して。そんな日々が羨ましかった。





泣く日もあった。





しかし、家でやることをみつけた。

読書をしたり、1人で勉強したり。

私は勉強することが嫌いではなかったから、勉強することが気分転換にもなっていた。






働きたいそう思っても、なかなかできない。だから、ゆっくりでいいから、できることからやろう。そう考えるようになった。








たくさんの人が精神疾患について理解してくれたら嬉しいな。


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