モノカキ惨状日吉の日常
クライングフリーマン
私の名前は、惨状日吉。
モノカキ惨状日吉の日常
====== この物語はあくまでもフィクションです =========
私の名前は、惨状日吉。
あまりに惨めな人生を送っているので、こういうペンネームにした。
母が亡くなって2ヶ月。あっと言う間だった。
私は、母が『寝たきり』になった頃から、自らを律する意味を含めてWeb小説の投稿を始めた。
茶々を入れられたくないから、投稿は、限られた人間にしか話さなかった。
茶々を入れるかも知れない人間が言うに違い無い「小説家の道は険しい」ことは最初から分かっていた。
そして、夢中に書いている内に実感した。
メインにしているWeb小説サイトの『トクショ』でも、金にならない。
『里パージ』とかいう、『成績』が貯まると換金出来るシステムだが、簡単には貯まらない。やっと貯まったと思って、いざ換金しようとしたら、『下限に足りないから換金出来ない』というメッセージが出て、他の選択肢の『ミヤゾンgiftカード』を選んだが、未だに送ってこない。勿論、ミヤゾンのポイントにも反映されていない。
『里パージ』についての『運行さん』とのやり取りで苦汁を飲まされた経験もあり、どうやら『ユーザーの中にスタッフがいる』らしいことも気づいているので、もう気にしないことにした。
『分かり難い』規約は、『依怙贔屓』があるとしか思えない。『運行さん』と仲いいのを見せつけてくれるコメントも見たし。『ビュービュー12000』とかいうコメントを見ると、ゲームみたいな『裏技』があるのだろう。『里パージ』もしかりだ。
私は『カーストの底辺』なのだろう。
他のサイトでも同様だが、サイトはエーアイによるチェックはしていない。気に入ったユーザーから優先してチェックして、ルール違反を摘発する。年に数回のサイトのコンテストも、『ユーザー審査を経て』らしいから『厳選なる抽選』ではない。
母が亡くなる少し前から、『マイペース、マイペース』と、呪文を唱えている。
2番目にユーザー登録した『嵌めるんかい』でも、揉めたことがあり、一時退去していたが、最近は復帰している。
『開き直る』ことの大切さを知ったから。
『嵌めるんかい』では、『トクショ』と違い、本文中に歌(歌詞)を書いても、著作権で管理している『楽曲コード』を明記すれば、著作権侵害と見做されない。
歌に関しては、『トクショ』より寛容だ。
だが、『検索妨害』で『険悪』になった。
普通、『妨害』とは、意図的に(悪意を持って)行うことである。
「『検索妨害』により、サブタイトルに変更を加えた」というメッセージに仰天した。
タイトル名とサブタイトル名が同じだと紛らわしいという『管理困難』を犯罪扱いしていたから怒った。そこで、『問い合わせ』しようとしたが、場所が分からない。
やっと、『ユーザー』の振りをしたスタッフが『それとなく』教えてくれた『運行さん』宛に相談メッセージを送り応答したが、納得行かないから、一時退却した。
『嵌めるんかい』では、『トクショ』と違い、ユーザー同士の交流は無い。
『活動報告』に何か書いてもスルーである。先の『事件』のせいだろう。
それと、『エッセイ』は認められない。また、極端に文字数が少ないと受付けられない。
この点は、『トクショ』に軍配が上がる。何しろ、長い間、『最初の一行』のまま放置していた投稿を『文書』扱いしていたのだから。
さて、『小説家になりたいか』では、シリーズものとして書いていても、『完結済み』にしておかないと、期限が来ると削除される。無論、『予告』があるので、親切と言えば親切だ。
『一話完結連作』にする為には、投稿後すぐに『完結済み』にしておく必要がある。
書く前や投稿時には、『完結済み』の選択肢がないのだ。
こちらも、投稿した後『活動報告』しても、『梨のつぶて』。
3番目にひけえしは、『延べラップ』。こちらは、他のユーザーとの交流があり、『トクショ』と違い、『わらしべ長者』しなくても、自由に使えるポイントがログインする度に貰える。『現金を換金』してから始めなくてもいい。
シェアしたSNS上からも「いいね!」が付いたりする。
4番目に挙げるのは、『ベータ警察』。
最近まで、『賞応募』は出来ても、SNSに直接シェアで出来ないと思い込んでいた。
違う、『バグ』なのだ。ああ、成程。そう思って、やり方を変えて投稿するようにした。
尚、『バグ』発見前に『運行さん』に問い合わせしたら、『けんか腰』の応答が返って来た。
さて、5番目は、『エブリデイ』。投稿によって、SNSに繋がる場合とそうでない場合があるので、問い合わせしたが、こちらも質問の意図は解しても、明確な解決策(善後策)は応答が無かった。
色々試した結果、SNSのポップアップ画面が出ない時は、『何か修正して』保存し直せば、ポップアップが出ることが判明した。『バグ』である。
6番目は、『素敵な関係』。
最初に『有料』を選んだが最後、修正して『無料』に変更しても、『有料』扱いになる。
表紙に選んだ絵が大きいと、そのまま(サイズ調整せず)SNSに反映したりする。
7番目は、『モノカキ語り』。
こちらは、『行き当たりばったり』の『お代』が1日または2日置きに発表される。
「ログイン」状態を維持してくれない。(毎回ログイン)
『特殊な経験』しなければ書けない『お代』が多い。
SNSでシェアすると、先頭にそのお代が付く。
投稿に「コメント」書いた人がいても、コメント表示出来ない。「お返事」も出来ない。
8番目は、『乗り間』。
こちらも、SNSにエピソードを紹介出来ないと諦めていたが、最近『バグ』を発見。
やり方を変えて投稿している。
尚、投稿削除しても、当該投稿のシリアルナンバーは欠番にならない。
従って、削除したら、投稿時考慮して投稿しないといけない。
9番目は、「ひとの勧め」で始めた「能登」。
基本的に投稿が「大きなメモ」なので、細かい修正はしにくい。
1番「ステキ!」を送ってきてくれるので、気持ちがいい。
ただ、送ってくれた相手に「お返事」が出来ない・
10番目は、『ペケ渋』。
『他のユーザーによるタグ編集を受付けない』がデフォルト(初期選択)になっているので、注意が必要。必ずオンにすべき。後が恐いから。
11番目は、『野良述べる』。
これも『お勧め』があって。SNSでシェアあいた後、『シェアします』ボタンがそのままになっている。選択をキャンセルしているのに。
最後は、『述べる日』。
こちらも、SNSシェアする時は、書いたままの画面からはSNSに送れないことに注意が必要。
姪が、突然顔を出し、私の書きかけの画面を読んだ。
「ふうん。大変だね。でも、文句・苦情が多いけど、全部のサイトに朝に投稿するの?」
「うん。」「ホントは好きなんだね。ファン、多いの?」
「フォロワー?うーん、投稿サイトで述べ150人位。SNSで10人位かな。」
「おじさんのフォロワー、どうやればなれるの?」
どうせ、口先だけだろうけど、私は、姪に懇切丁寧に説明を始めた。
後、何年生きられるかな?今朝も腰が痛くてよく眠れなかった。
それで、早朝投稿した。
明日は、診療所に行って、『痛み止め』の『痛い注射』を打って貰おう。
私は、もう『終活』を初めている。
俳優の天〇英世さんも生涯独身だった。
あの世に行ったら、探し出して『処世術』を教えて貰おうかな?
―完―
モノカキ惨状日吉の日常 クライングフリーマン @dansan01
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