ローダス 過去等

ローダス・デトラドィは、代々ミランジュ家に仕えてきた家系の生まれである。


小さい頃からミランジュ家に身を捧げるべく執事の教えを叩き込まれ、

血の滲む努力と才能を評価されミランジュ家最年少12歳で執事となった。


彼が18歳の時に”生涯の主”として当主より定められたセリアーヌが生まれる。

その時まではこの家に仕える事の目的を上手く見出せていなかった彼は、セリアーヌを見て衝撃が走る。

「彼女は私が護らないと」と本能的に感じ決意したローダスは、以降セリアーヌ専属の執事を務める。


メイド長のヴァレンとともに彼女の成長を見守って行く中で、5歳ごろに発現し始めた「肌の硬質化」について研究を執事業と並行して進めていく。次々に彼女から生まれていく宝石が調べられ、

価値がつくのには時間はかからなかった。

類を見ない輝き方、加工のしやすさ。すべての点において優れていたこの宝石に、

装飾品としての価値がとてつもないスピードで上がっていく。それに比例して、ミランジュ家もどんどん勢力を増していった。

その時の当主の浮かれぶりに不安を感じていたローダスだが、彼に口出しをする権限もなく。

何も知らない無垢な彼女から宝石を剥がして、当主にお渡しする日々が続く。


次第に宝石の成分などを詳しく調べられていき、”宝石”だと思われていた物質が金属とも相性がいい事が発覚する。

その話を聞いたときに、当主がここ最近国軍の重鎮達と関係を築き始めていたことを思い出す。

彼はそこで初めて当主に口を出した。「大切な娘を戦火に投げ入れるのか」と。

後悔はしていなかった。彼が間違った事なんて無かった筈だから。

だが、当主の意見に口出しした罰として1週間牢獄で拷問を受けた。その時受けた頬の傷は未だに消えない。

その最中でも彼の気持ちは変わらなかった。

汚い大人の闇に、彼女が知らないところで穢されている事が許せなかった。


セリアーヌの宝石が戦争銃器に利用され始めてしばらく、彼女が18歳の誕生日を迎えた。

どんどん大人に憧れ近づいていく。

「ローダスのような立派な大人になりたい。」と彼女は言う。

ローダスはもう、限界だった。


彼女にとっては最悪の誕生日プレゼントだった筈だ。

でも、知らずに生きて欲しくなかった。

違う。彼は許してほしかったのだ。

私が信じたものが間違いではなかったと。


結局は間違いだった。

ローダスは激しい拷問の末解雇され、同時に二度とミランジュ家に関して口に出せない呪いを施される。

逆に好機だと思った。制限はあるだろうが彼女を陰から支えれる。準備には時間がかかるとは思うが、一切問題はない。

また完璧を目指そう。彼には、其れしか生きる道がわからないのだ。


ローダスにかかってる呪いは

・ミランジュ家の裏事情を話そうとすると発動

・裏事情について思考すると発動

・死のうとすると発動

・死のうと思考すると発動



○ローダスの色々

・何に関しても完璧にこなせるが、自分の私生活はかなり雑。

なので最低限のものしか買わないし置かない。

・両親は既に他界しており、親族はもう誰もいない

・女性経験は数回程度。そのすべてが計画のため。

計画のために必要ならなんでもするが、終わると相手の記憶を消す。

・髪を伸ばしている理由はセリアーヌに何かあった時のため。依り代にして強力な魔法が使える。

・目は若干視力が弱い。外しても料理はできるぐらい。

・寝るときは全裸。体温が高めなので薄目な布団を被ってる。

・最低限指示して裏方に回ることが多いが、体術・銃の扱いなども一流。

・魔導車の免許有。魔導二輪の免許も持っているが、趣味などで乗ろうとはならない。

・お酒に関しては下戸でワイン2杯ぐらいで酔い始める。酔うと嚙み魔になる。

・性欲は強めな方ではあるが、自分には必要ないので発情期時には抑制剤を使用している。

・好きな食べ物は辛いもの、スパイスカレー、フルーツ

・嫌いな食べ物は甘すぎるもの

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