一人言
嗚呼烏
違う刺激
お知らせ、これは五千字です。
馬鹿。
愚民。
安本丹。
嗚呼、えっと。
傷ついた方いたら、申し訳ないです。
ですが。
見ず知らずの人に、急にそんなことを言われても。
ほどんどの人は、傷つくより疑問符が頭を支配すると思います。
傷つくには、その言葉を重く感じないといけない。
だけど、見ず知らずの人なら。
関係性がある人物に言われた時とは違い、重く感じることができない。
これがどういうことを意味すると思いますか。
言う人が違えば、同じ言葉でも印象が変わるということです。
言う人が違うということは、違う固体から刺激を受けるということです。
刺激というのは、攻撃的な内容だけでなく。
賞賛されたりすることも含まれます。
刺激というのは、ネガティブだけに使う言葉ではないからです。
じゃあ。
感情に影響がなかったら、刺激に含まれるか。
考える必要がない、が答えです。
世の中に刺激を受けない言葉などないです。
例えば、仕事を任せる旨の連絡は憂鬱な感情になります。
関係ない他人のニュースも、つまらないというネガティブな感情になります。
感情を直接的に動かす発言でなくても、その発言によって脳が何かを考える。
それで少しでも。
ポジティブかネガティブかに、感情が倒れる。
これが、答えの証明です。
証明と格好つけても、これは本題のほんの一部ですがね。
仕事を任せられるシチュエーションを例にします。
社長と部長に同じ仕事を同じ文言で任されても、社長から任された方が嬉しいと感じる人がいるでしょう。
なぜ、同じ言葉で違う感情になるのでしょう。
ということです。
言葉が同じなら、発言から分かる事実は同じです。
この仕事を貴方に任せる。
なら。
仕事を任せられたこと。
その仕事ということは、仕事量はこのくらいである。
という同じ事実を目の当たりにします。
そして、例を挙げた通り。
他人のニュースはつまらない。
のように。
同じ人物なら、同じような事柄には同じ感想を持ちます。
では。
同じ発言でも、違う事柄を捉えている。
ということに、なるのではないでしょうか。
この仕事を貴方に任せる。
この文字列からは、たしかに同じ事実しか検知できません。
ですが、発言の背景。
人間は、それも捉えることができます。
社長から任せてもらえた場合は、仕事に関しての事実の他に。
社長から任せてもらえた。
という発言の背景に関しての事実も、目の当たりにします。
つまり、同じ言葉でも違う刺激になる理由は。
人間は文字列だけでなく、発言の背景を加味した評価で感情が動くからである。
ということになります。
では。
同じ立場の人間なら、発言の背景から得れる事実も同じになるのではないでしょうか。
なんで、こんなことを考えるか。
それは、言う人が違うというだけの条件でも違う刺激を受けるのかを知りたいからです。
さっきの例は、自分との立場が違うという大きな要素がありました。
立場が違う人から言われれば、背景も大きく変わります。
さっきの話題は、正直に言うと当たり前だったのかもしれません。
ならば。
その大きな要素をなくせば、同じ刺激を受けるのではないでしょうか。
そうではないと考えます。
また、例え話をしましょう。
好きな先輩と嫌いな先輩に、同じ仕事を同じ文言で渡されたとします。
立場は同じですよね。
でも。
嫌いな先輩に渡された仕事の方が、面倒に感じませんか。
え、そんなことないと。
でも。
少なくとも、感受性が豊かな方は共感してくれるでしょう。
これは一体、どういう原理なのでしょうか。
結論。
やっぱり、発言の背景が原因です。
発言の背景を考えましょう。
好きな先輩に仕事を任された時は。
好きな先輩に仕事を任せてもらえた。
というポジティブな背景が、発言に乗ります。
嫌いな先輩の場合は、その逆です。
そのため、違う刺激を受けます。
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一人言 嗚呼烏 @aakarasu9339
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